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東西南北

 議会では政治改革を審議中だが、18年の選挙に向け、ラヴァ・ジャットなどでついた汚名を返上しようとばかりに、党名変更を希望している政党が多いという。それによると、民主運動党(PMDB)が旧名でもある民主運動(MDB)、進歩党(PP)が「進歩者」、全国環境党(PEN)が「愛国者」、民主党(DEM)が「変革」もしくは「民主前線(FD)」などに替えたがっているといい、とりわけ「政党」を意味する「P(パルチード)」を取りたがっているという。有権者にとってみれば、政党の名前よりも変革の中身の方が大切な気もするが、改名は果たしてうまくいくか。
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 ここのところ、サンパウロ州では、夫が妻を殺害する事件が相次いでいるが、23日にもマウアー市で、26歳の夫が、1歳になる娘の目の前で、20歳の妻の頭を銃で撃って死亡させる事件が起きた。これで20~23日の4日間だけで、6人もの妻が夫に殺されたことになる。最近になってこうした事件が注目を浴びやすくなったのは確かだが、こうした犯罪の数そのものが増えていることも確かなようだ。「マシズモ(男性優位主義)」の問題解消のためにも、何とかしたい問題だ。
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 この週末はサッカーの全国選手権第22節が行われる。サンパウロ市民には、アリアンツ・パルケで行われるパルメイラス対サンパウロが注目だ。2部降格圏の17位に沈むサンパウロとしては、ライバルに勝って勢いをつけたい。優勝候補筆頭の前評判にも関わらず、調子の上がらないパルメイラスファンには、結果に関わりなく自制を求めたい。