《ブラジル》連邦政府=Refis参加期限を9月末まで延長=財政目標達成のための努力続く

【既報関連】ブラジル連邦政府は、企業を対象に募集している、滞納税回収計画(Refis)参加の申し込み期限を、8月31日から9月29日に延長する事を決めたと30日付現地各紙が報じた。
Refisとは、企業による、税金や社会保険料などの国庫への滞納分を、分割払いさせて回収するプログラムだ。
議会では現在、新しいRefisの内容が検討され、採決へと進む過程にあるが、それが承認された後も、各企業がRefisへの参加を申し込めるようにする事が期限延長の目的で、承認の時期によっては10月までの延長もありうる。
メイレレス財相は29日、Brics会議参加のために中国に旅立つ直前のテメル大統領と電話会談し、Refis参加の申請期限を10月末まで延長する線で進めていると話した。テメル大統領は9月末の方が政府にとっては得と返答し、メイレレス財相もそれを了承した。
Refisの参加申し込み期限を9月末まで延長するための暫定令は30日に議会に送られ、31日に官報に掲載される予定だ。
政府は新しいRefis承認のために議会と折衝中で、企業からの取立てを減額するという譲歩案も出している。
新しい政府案では、企業が滞納税を一括で払う場合は罰金と利息を6割引き、145カ月分割の場合は5割、175カ月払いの場合は35%引く見込みだ。
現行のRefisは企業に多くの分割払いの選択肢を用意しており、利子分の割引率は50~90%で、罰金の割引率は25~50%だ。滞納額の2割を即金で支払う事を求めている点は、現行と新案共に共通だ。
下院政府リーダーのアギナルド・リベイロ下議(進歩党・PP)は、「滞納せずに税を納めている企業が結果的に損した事にならないよう配慮しつつ、負債を抱えている企業が現実的に返済できる方法を示し、国庫にお金が入る仕組みを作る事が肝要」と語った。
Refisは、財政再建を目指し、国庫への収入を増やす政府の努力の一環だ。政府は今月15日に、今年と来年の基礎的財政収支の赤字上限を1590億レアル以内に引き上げる事を決めている。
この赤字上限は、29日に開かれた上下両院合同の予算委員会で承認されたが、まだ両院本会議での承認が必要だ。