サンパウロ大都市圏のスザノ市で11日、獣医の夫が入浴中の妻を銃殺し、自身も遺体で発見される事件が起こった。13日付エスタード紙が報じている。
事件が起きたのは8日夜で、夫で獣医のヴァルテル・モレノ氏(44)が、8歳の娘の見ている目の前で、入浴中だったテルマ・アドリアーナ・ガリャルドさん(43)を銃殺した。
娘の証言によると、バルテル氏はまず外から妻のいた浴室のガラス窓を小銃で撃ち、さらに家の中に入ってライフルを手に浴室に入ると、数発連射して、テルマさんを殺害した。テルマさんの遺体には、頭部に外傷があった上、胸部にも銃弾2発が貫通してできた傷が残っていた。
母親が殺されるのを見た娘は、銃声を聞くと同時に逃げた。警察への通報は銃声を聞いた隣人が行ったが、警察が到着した時、バルテル氏は既に中庭にあったレジャー・エリアで首を吊って亡くなっていたという。娘に怪我はなく、母方の家族に引き取られている。
証言者の話によると、この夫婦は協議離婚の最中で、財産分与などを巡り、対立が続いていたという。
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