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ピラール・ド・スール=第39回敬老会及び入植慰霊祭=日語学校生徒らも発表

花の贈物に喜びを見せた関係者

花の贈物に喜びを見せた関係者

 ピラール・ド・スール文化体育協会(阿部勇吉会長)は、『第39回敬老会及び入植慰霊祭』を10日、同文協会館で開催した。敬老者94人のうち56人が元気な姿で出席し、同日語学校生徒らによる歌や踊りの発表で楽しませた。
 ピラール・ド・スール市長アントニオ・ジョゼ・ペレイラ氏が参列し、午前8時半から入植慰霊祭が執り行われた。挨拶に立った阿部会長は「今年は邦人入植72年目。入植慰霊祭を皆様とともに行い、先駆者の霊に真の哀悼の意を表わすことは、大変嬉しく意義があり深く想いを馳せます」と語った。
 引き続き行われた敬老会では阿部会長から表彰者に対して、「長生きの秘訣はよく食べよく寝、適度の運動、趣味、娯楽を楽しむこと。皆さん元気で長生きしましょう」と語りかけた。
 日本語学校生徒代表の田代みゆきさん(13才)は「おじいちゃん、おばあちゃん、いつも私たちに色々な事を教えてくれてありがとうございます。これからも元気でいてください」と感謝の気持ちを伝えた。
 その後、表彰者に婦人会お手製のお弁当や紅白の餅などたくさんのプレゼントが贈られた。
 老壮会のみなみみつる南満会長(80、福岡)は「皆様の言葉が我々高齢者には身に染みる言葉で感謝感動している。本日はありがとうございました」と感謝の辞を述べた。
 その後の余興では日本語学校の生徒が、日頃の感謝を込めて、2週間毎日練習してきた発表を披露。全児童の合唱や寸劇、ソーラン節、婦人会・日本語学校母の会・教師による踊りなど多彩な発表で来場者を楽しませた。