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《ブラジル》子供2人のバラバラ死体=州外で殺され、捨てられる?

 ブラジル南部のリオ・グランデ・ド・スル州ノヴォ・アンブルゴ市の市警が、28日に、4日に見つかった小柄な人物2人分のバラバラ死体は、DNA鑑定の結果、同じ母親から生まれた姉弟である事が判明したと発表した。
 袋に入れた後に段ボール箱に詰めた死体の一部は、4日に同市ロンボ・グランデ区のトランケイラス街で見つかった。死体の一部が入れられていた段ボール箱は、ペルナンブコ州で生産され、リオ・グランデ・ド・スル州では売られていないメーカーの洗濯用粉石鹸の箱だった。
 警察は当初、女性と子供の死体と見て捜査していたが、DNA鑑定により、同じ母親から生まれた8歳位の男児と10~12歳の女児である事が判明したという。
 18日には、最初の発見現場から500メートルの所から、別の部分も見つかったが、現在も2人の頭部と男児の片腕は見つかっていない。
 死体が完全に揃っていないため、身元の確認は難航しているが、警察は指紋をとることに成功。ただし、殺害されたのは子供であるため、指紋で身元を確定できるかは定かではない。
 少なくとも、7日の段階では、同州内で登録されたデータからは適合する指紋は見つかっておらず、身元証明書を作った事がない人物か、州外在住者だった可能性があるため、現在は州外の諸機関に照合を依頼しているところだという。
 頭部が発見されていない事や指紋による身元確認が出来ない事から、現在はいくつかの可能性を探るしかないが、警察では、麻薬の売買に関係した犯罪の犠牲者の可能性や、州外で殺され、死体が放棄された可能性などを探っている。
 警察はさらに、何らかの目撃情報などを集めるため、ワッツアップによる通報番号(51・98416・8902)も公開した。
 警察では、州内全域で行方不明になった子供の情報を検索した上、授業に来なくなった子供の情報や、発見現場周辺の防犯カメラの映像などから手がかりを掴もうと努力しているが、学校は教師のスト中で情報が集まらない。現場に最も近い防犯カメラは3キロ先にしかない上、録画はしていないという。発見現場に最も近い民家は700メートル先で、不審な動きには気づいていなかったという。(7日、18日、28日付G1サイトなどより)