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サンパウロ市=グアラピランガで18歳青年溺死=恋人の16歳女性も遺体で発見

 1日、サンパウロ市南部のグアラピランガ貯水池で沐浴をしていた学生たち5人が溺れ、18歳の男性が死亡、その恋人の女性も遺体で発見される事故が起こった。2日付現地紙とサイトが報じている。
 事故が起きたのは1日午後1時ごろで、サンパウロ市南部のカペラ・ド・ソコーロにあるグアラピランガ貯水池で沐浴していた16~20歳の5人組のグループが、気づかないうちに岸から離れ、足が立たなくなって溺れてしまった。
 そのうちの3人は、水上ボートを運転中の通りすがりの男性によって助けられた。助かった3人のひとりは、まだ水中にいたウェズリー・ドス・サントスさんを助けようとしたが、ウェズリーさんは「恋人が溺れているから助けたい」として水中に留まり、同日中に遺体で発見された。
 ウェズリーさんの恋人のグラジエリ・リベラートさん(16)の遺体は、2日の午前9時半頃に発見された。
 この貯水池は水の流れが特殊で、岸辺には「入るな! 危険」と記された立て札が立っているが、学生たちはそれを越えて入ってしまったという。消防は「岸辺は水深が浅かったため、油断してしまったのではないか」との見解を示している。遺体が発見された付近の水深は約2・5メートルあった。