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《ブラジル》全国中小企業の日=テメル大統領、国内の労働者たちを賞賛

ブラジル全国中小企業の日、記念式典でのテメル大統領(Beto Barata/PR)

ブラジル全国中小企業の日、記念式典でのテメル大統領(Beto Barata/PR)

 ミシェル・テメル大統領は、10月4日のブラジル全国中小企業の日、記念式典に参加した。
 同大統領は、中小企業(MPE)はブラジル全体の企業数の98%を占め、国内総生産(GDP)の27%と、雇用の6割はMPEが生み出しているとし、「中小企業の社主たちは、テレビに出てインタビューを受けたりはしない。しかし、より良い暮らしやより良いブラジルを求め、懸命に働いている。さあ、全てのブラジル人が望み、また、それを受けるのにふさわしい出来事を喜ぼうではないか。ブラジルに雇用は戻り始めた」とツイッターに投稿した。
 同大統領はさらに、「人々が労働で得るのは賃金だけではない。自己肯定感と家族の尊厳だ。私の仕事はまさにそれをとりもどすこと」と書き込んだ。
 8月31日に発表された全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、ブラジルの5~7月の失業率は12・8%で、2~4月の13・6%からは0・8%ポイント低下した。
 しかし、実数で見ると、ブラジル国内の失業者は未だ1330万人を数える。また、失業率の低下は、非正規雇用者が増加している事などを反映しており、専門性や技能レベルが低く、給与も高くない部門の職が増えている可能性も高い。(4日付アジェンシア・ブラジルより)