地理統計院が6日、9月の広範囲消費者物価指数(IPCA・政府採用の公式インフレ率)は0・16%増だったと発表したと同日付ニュースサイトなどが報じた。8月のIPCAは0・19%増だった。
今年1月からの累積インフレ率も1・78%で、昨年同期の5・51%を大きく下回った。1月から9月までの累積インフレ率は、1・42%だった1998年以来の低率だ。
昨年10月から今年9月までのインフレ率は2・54%で、8月までの12カ月間の累積の2・46%を上回ったが、中銀が設定した目標インフレ率の年間4・5%よりかなり低い。
9種類の品目・サービス別で見た場合、食品・飲料はマイナス0・41%、住居費もマイナス0・12%と、2種類でデフレを記録した。最も高い上昇率を記録したのは、0・79%増だった交通・運輸部門だ。
燃料全般が1・91%上昇(中でもガソリンは2・22%増)したことが、9月のインフレ率がさらに低く出る事を妨げた。燃料価格の上昇により、交通・運輸部門の物価は0・79%上昇し、IPCA全体を0・1%押し上げた。航空運賃も単独で21・9%上昇し、全体を0・07%押し上げた。
地域別の上昇率が最も高かったのは、0・54%増だったエスピリトサント州のヴィトーリア大都市圏で、逆に一番低かったのはマイナス0・26%だった、ペルナンブッコ州のレシーフェ大都市圏だった。