2008年3月29日に起きたイザベラ・ナルドニちゃん殺害事件の犯人の一人で、サンパウロ州トレメンベー氏の刑務所で服役中のアナ・カロリーナ・ジャトバー服役囚に、子供の日の外泊許可が出、11日朝、同刑務所に来た迎えの車で子供達のもとに向かった。
当時5歳だったイザベラちゃんが、首を絞められた後、6階のアパートの窓から落とされて死亡した事件は、ブラジル中に知れ渡り、父親と継母には強い批判の声が上がり、母親には深い同情の言葉が寄せられた。
その後の調べで、父親のアレッシャンドレ・ナルドニ容疑者が窓に張ってあった網を破り、イザベラちゃんの体を窓の外に出した後に手を離した事、投げ落とされる前、イザベラちゃんが既にケガをしていた事、イザベラちゃんはアナ・ジャトバー容疑者に首を絞められ、3分間、呼吸が停止していた事などが明らかにされた。
アレッシャンドレとアナ・ジャトバーの両容疑者(現、服役囚)の間には子供が2人おり、現在は10歳と12歳になっているが、アナ・ジャトバー服役囚は、2008年に逮捕されて以来、日中の外出や外泊は許可されていなかった。
アナ・ジャトバー服役囚が昼間の外出が認められたるセミ・アベルトの状態になったのは今年の7月で、今回は逮捕以来初の外泊許可も出た。
子供の日にちなむ外泊許可は、11日午前7時から16日午後5時までで、同服役囚はこの期間中を、サンパウロ市内にいる家族と暮らす子供達と一緒に過す。
夫とその前妻との間に生まれた子供の死に関わり、殺人罪で服役中の女性に、子供の日の外泊許可が出た事を批判する声は強く、11日朝、刑務所を出る時も、報道陣には何も答えていない。迎えに来た女性の身元も明かされていないという。
夫でイザベラちゃんの父親のアレッシャンドレ服役囚は今も、昼間の外出や外泊は認められないため、子供の日の外泊許可を得られるのは、2019年以降となる。(11日付G1サイトより)
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