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《ブラジル》家庭用ガスボンベまたも値上げに=一個あたり3レアル以上の負担増

 家庭用ガスボンベ(13キロサイズ・以下ボチジョン)価格が11日より上がったと、11日付現地各紙が報じた。
 石油公社ペトロブラス(PB)は10日、ボチジョンに詰めて販売される液化ガス(GLP)の価格を12・9%上げると発表した。
 PBは、「値上げは石油の国際価格の変動を反映したもの」と説明している。PBは6月7日にボチジョン価格を石油の国際価格変動に応じて頻繁に調整するとの方針を打ち出しており、それ以降、石油の製油所価格を4割以上も引き上げたと、ブラジルインフラセンター(CBIE)ディレクターのアドリアーノ・ピレス氏は語る。
 消費者が負担する実際の価格は間に入る販売店がマージンをいくらとるかにもよるが、PBの試算では、出口価格の値上がり分が輸送業者と販売店の価格にそのまま反映された場合、消費者の負担額は5・1%(1個当たり3・09レアル)になると見られている。
 しかし、液化石油ガス販売業者組合(SindiGas)は、消費者の負担は7・8~15・4%増になるだろうとしている。