《ブラジル》ジェデル・ヴィエイラ・リマ前大統領府総務室長官の弟の執務室捜索=ドッジ検察庁長官就任後初の作戦で
16日朝、連邦警察がブラジリアの下院にあるルシオ・ヴィエイラ・リマ下議(民主運動党・PMDB)の執務室と、バイア州サルバドール市の同下議の自宅で家宅捜索を行ったと同日付現地紙サイトが報じた。
ラケル・ドッジ検察庁長官就任後、初めての作戦は、最高裁のラヴァ・ジャット作戦(LJ)報告官エジソン・ファキン判事の許可で行われた。
ルシオ下議は、連邦貯蓄銀行を巡る不正を捜査するクイ・ボノ作戦とテゾウロ・ペルジード作戦の対象で、9月8日に逮捕されたジェデル・ヴィエイラ・リマ前大統領府総務室長官(PMDB)の弟だ。
ジェデル前長官は7月のクイ・ボノ作戦で、連邦貯蓄銀行副総裁時代に企業に便宜を図って賄賂を受け取った上、エドゥアルド・クーニャ前下院議長(PMDB)らに機密情報を流していた疑いで逮捕された。
同氏はその後、釈放されたが、検察は8月に、ジェデル氏がクーニャ氏やPMDBのロビイストのルシオ・フナロ両替商が報奨付供述に応じるのを防ごうとした疑いで再び起訴。9月5日に行われたテゾウロ・ペルジード作戦では、同氏が使用していたアパートから5100万レアル相当の現金が見つかった上、その現金から指紋が見つかった事で、同月8日に前長官とバイア州防災局元総務が逮捕された。
ジェデル氏は16年11月に長官職を辞しており、不逮捕特権は失っていたが、9月5日の捜索時にルシオ氏の秘書室職員の1人の名前の請求書が見つかった上、アパートはリマ家の友人がルシオ氏に貸したものだった事などで同下議の関与が疑われ始め、最高裁が同件を扱う事となった。
16日の家宅捜索は、ルシオ氏の汚職関与や現金の授受仲介の可能性を探るためのもので、同氏の執務室と自宅が対象となった。
もう1人、捜査対象とされたのは、2010年からルシオ氏の秘書を務めるジョビ・リベイロ・ブランダン氏だ。同氏もテゾウロ・ペルジード作戦で捜索されたアパートや押収された紙幣から指紋が見つかっており、関与が疑われている。
ルシオ氏の執務室の捜索は5時間に及んだが、連邦警察官が立ち去った後も執務室の扉は閉ざされたままで、何の声明も出されていない。