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東西南北

 下院ではテメル大統領への2度目の告発、上院ではアエシオ・ネーヴェス上議の処遇に注目が集まっているが、16日は連邦議会前の立て看板を使って抗議活動を行う人たちも現れた。彼らはそこに「犯罪集団形成 汚職の実践 それらが国全体で了承されるところ」と書いた貼り紙を貼り、抗議を行った。この敷地の看板はすごく目立つために、議会側からすれば屈辱の行為が行われたことになる。ただ、そこに書かれた言葉が、現在、一般国民が国政に対して抱いている気持ちの表れであることも確か。議会側が今後どうやって汚名を晴らしていくかも、注目されるところだ。

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 17日付アゴラ紙によると、サンパウロ市東部ヴィラ・プルデンテ区では、区役所が道に放置された車の回収作業を止めて問題になっているという。同区の放置車を引きとる車庫はもういっぱいとなり、壊れた状態のまま、上に上にと積み上げられている状況だという。その車庫の写真を見ると、確かに新しい放置車を入れられる状態にはないが、不要な車の路上駐車が膨れ上がるのももちろん大問題。区のすみやかな対応を願いたいばかりだが。

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 14日未明、サンパウロ市西部のファヴェーラ、パライゾーポリスで、路上でのファンクパーティに、盗難バイク追跡中の軍警特別機動隊(ROTA)が踏み込み、銃撃戦が発生。14歳と20歳の女性が被弾して入院中だ。20歳の女性はバーで飲食中に銃声を聞き、様子を見に行って右手に銃弾を受けた。普段ならゴム弾を使用する場面だが、今回は実弾だったとか。一般市民を巻き込む事態は避けられないものか。