17日の上院投票で停職を免れたアエシオ・ネーヴェス氏。だが、一難去ってまた一難で、今度は民主社会党(PSDB)党首の去就問題を突きつけられている。上院投票で停職に反対の票を投じた現PSDB党首代行のタッソ・ジェレイサッチ上議が18日に、「彼はこれ以上、党を率いる状況にはないだろう」と語り、同日夜の幹部会で、党首降板を迫ったのだ。同日はアエシオ氏に考える時間を与えるという結論になったようだが、これで党首を降りることになれば、18年の大統領選にPSDBの候補として出馬する夢は崩れ去るし、党内の目以上に「世間の目」もある。停職を免れただけ、まだ良い方か。
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17、18日は欧州チャンピオンズ・リーグのグループ・リーグ第3節だったが、PSG、マンチェスター・シティ、バルセロナが3連勝をキープ。ブラジル勢として嬉しいのは、ネイマール(PSG)とガブリエル・ジェズス(Mシティ)が共に得点し、パウリーニョ(バルセロナ)のプレーに賞賛が集まったこと。また、控えのセンター・フォワードのロベルト・フィルミーノ(リバプール)も2得点の活躍。来年のW杯に向けてよい流れだ。
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15日にサンパウロ市アリアンツ・パルケで、75歳とは思えぬパワフルな熱演を披露したロックの伝説、ポール・マッカートニーが、サンパウロ市での宿泊代でも話題になっている。同市南部にある、ブルレ・マルクス自然公園が一望できる528平米のスイートルームは、サンパウロ市内では最高の1泊3万8千レアル(約133万円)。世界有数の富豪は金の消費も桁違いだ。