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「力行会精神の拡大を!」=幸脇理事、百周年式典に感謝

(左から)森名誉教授、幸脇理事

(左から)森名誉教授、幸脇理事

 先月開催されたブラジル力行会創立百周年記念式典に慶祝団の一員として出席した学校法人日本力行会の幸脇一英理事と一橋大学の森武麿名誉教授が先月27日に来社し、同式典や力行会の縁の地を訪れた後、活動報告のため、先月26日に来社した。

 式典前後、慶祝団一行とともにアリアンサ移住地や、アルモニア学園(旧学生寮)、ジャクト農業株式会社などを訪問した両氏。

 4ヵ年計画で進められるブラジル日系移民の歴史民俗学的研究のため、同移住地で重点的に聞き取り調査を行ったという森名誉教授は「非常に感動的な旅。子供達が発表会の場を用意してくれ、盛大な歓迎を受けた」と謝意を滲ませた。

 幸脇理事も「立派な式典を開催して頂き感謝したい」と語り、「今後の課題に向って、力行会精神を拡大してゆく契機となれば」と見通した。

 10年から2年間、JICAシニアボランティアとして派遣され、日本移民百年史編纂に携わった同理事。今回はおよそ半年滞在する予定で、「これまで日系社会にお世話になった分、何かしらの形で恩返しできれば」と語り、日伯交流促進のため、ブラジル力行会のみならず広く日系社会関係者と可能な限り話合いを行う意向だ。

 幸脇理事への問合せは、(kazu.hensan@gmail.com)まで。