【アマゾナス州マナウス発】アマゾナス州マナウス市のマナウス・カントリークラブで8日、「第26回マナオス大運動会」が行われた。元々移住地で開催されていたのが引継がれた行事で、集まった約200人の参加者は、雨天で途中中止になるまで汗を流した。
運動会は西部アマゾン日伯協会とカントリークラブの共催。短距離競争のほか、棒引きや玉入れ、鈴割りなど22種目が組まれたが、昼休憩に入る前から激しい雨が降り出したため、午後のプログラムは中止となった。
日伯協会によると、マナウス市郊外の入植地エフィジェニオ・デ・サーレスで入植記念日に行われるようになったのがこの運動会の始まり。その後、26年前から日伯協会が再開したが、より参加者を募ろうとカントリークラブと共同で開くようになった。
今年からチーム対抗リレー、むかで競争といった団体競技をプログラムに加え、日系企業のソフトボール部などに参加を呼び掛けたところ、例年以上に多くの人で賑わった。
会社の同僚に誘われて来たというベネズエラ人のエステファソン・ムノースさん(23)は「50メートル走に出てとても楽しかった。きょうは特別な日になった」と満足気だった。
実行委員長のイサム・ヨシノさん(45)は「雨で全部はできなかったが、多くの人が来てくれて盛り上がった。また来年を楽しみにしていてください」と話した。(菅野麻衣子通信員)