「第23回全伯日本語スピーチコンテスト」で優勝したオフィル・ジョゼ・アルビン・マルケス・ダ・シルバさん(26)は根っからのゲーム好き。子供のころゲームばかりしていて、よく母親に叱られたという。
大学進学時には、遊ぶだけではなく、自分で作りたいという思いから、プログラミングを専攻。「会社に入ったら自分の作りたいものが作れない」と考え、卒業後は就職せずにゲームを自作している。
そんなオフィルさんが唯一入りたいと思うのが日本のゲーム会社、任天堂。「『マリオ』や『ゼルダの伝説』が大好き。子供のときから働きたいと思っていた」と言う。2年半前に日本語を勉強し始めたのも、任天堂に入社したい一心からだ。
オフィルさんは優勝賞品として日本行き航空券を手に入れたので、「日本に行ったら絶対、任天堂に行く」と熱望。採用してもらうために、履歴書を用意するという。千載一遇のチャンスを生かし、夢の実現に向けて猛ダッシュだ。 (陸)