ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》ケリーさん殺害事件=強盗目当てだった相乗り犯=恋人に会う旅が悪夢に

《ブラジル》ケリーさん殺害事件=強盗目当てだった相乗り犯=恋人に会う旅が悪夢に

 【既報関連】サンパウロ州在住のケリー・クリスチーナ・カダムーロさん(22)が、車の相乗りでミナス・ジェライス州に向かう途中で殺された事件に関し、相乗りの上、殺害を行った容疑者が3日に逮捕された。4日付現地紙が報じている。
 主犯はジョナタン・プラド容疑者(33)で、同容疑者は、ワッツアップのグループで車の相乗り者を探していたケリーさんに対し、「夫婦」と偽ってケリーさんを安心させて相乗りを試みた。
 ケリーさんは1日、婚約者である男性の住むミナス・ジェライス州イタパジッペに車で向かったが、出費を節約するために相乗りで行くことにしたという。
 同容疑者は最初から自動車強盗を目的としており、ケリーさんが抵抗したために殺したという。
 また、殺害を手伝ったバンデル・ルイス・クーニャ、ケリーさんから盗んだ携帯電話などを買ったダニエル・テオドーロ・シウヴァの両容疑者も逮捕された。
 この事件では、料金所にあった2台の防犯カメラの映像が解決のカギとなった。最初はケリーさんが車を運転していた姿が映し出されていたが、2台目ではプラド容疑者の運転に変わり、ケリーさんの姿は消えていた。
 婚約者の男性は取材陣に対し、「自分もこの相乗り方法で彼女に会いに行っていた」と、悔やみながら語っている。