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本門佛立宗=開祖・日扇聖人生誕200年=佛立第26世講有が来伯=全伯8カ寺と佛立聖地巡教

8カ寺と佛立聖地を巡教した講有

8カ寺と佛立聖地を巡教した講有

 本門佛立宗開祖、日扇聖人(長松清風)生誕から200年――。日本から佛立第26世講有高須日良上人と団参者17人が先月27日から今月7日にかけて慶祝訪伯し、ブラジル本門佛立宗(高崎日現教区長)の8カ寺と佛立聖地を巡教した。10日間でその道程はおよそ3千キロにもおよんだ。中央寺院日教寺及びリンス大宣寺以外の殆どの寺院にとっては、およそ40年振りとなる講有の参詣とあって、各地で盛大な歓迎を受けた。

 当地における本門佛立宗の布教は、笠戸丸移民として渡伯した茨木日水上人(茨木友次郎)とともに始まった。笠戸丸移民を計画した皇国植民会社社長の水野龍が信者だった同宗清雄寺の日教上人を通じて、茨城日水上人が渡伯した。
 ズモン耕地から各地を経て、36年にサンパウロ州グアイサラ市(ウニオン植民地)に最初の寺院となる大宣寺を創建し、51年にリンスへ移転。現在では聖、パラナ、リオ州に11カ寺、およそ1万人の信者を抱えるまでになった。
 今回は全国11カ寺のうち、モジ・ダス・クルーゼス隆昌寺、タウバテ仏立寺、中央寺院日教寺、クリチバ妙蓮寺、ロンドリーナ本法寺、サランジ本妙寺、プレジデンチ・プルデンチ日扇寺、リンス大宣寺の8カ寺とタピライ佛立聖地を巡教した。
 また、歌要集の編者でもある佐藤雅江事務局長に対し、積年の功績を称えて講有から功労者表彰が授与された。また、著名な芸術家である久保カルロス氏による講有の肖像画が高崎日現教区長から講友に贈呈された。
 5日には大宣寺を訪問。ブラジル最初の寺院である同寺は信者の〃心の拠り所〃となっており、同寺敷地内には慰霊碑と茨木日水資料館を有する。今年はグアイサラ市における移転前の同寺創建から80年を数え、講有ら一行を迎えて祝いの席となった。
 最終日となった6日には、イビラプエラ公園内の日本移民開拓先没者慰霊碑に参詣し、献花。移民の父である故水野龍の墓地を訪れて焼香し、クリチバ市からは三男の龍三郎さんも出席した。
 巡教を終えて、講有は「ブラジルへ来て、50年前の日本の信心を感じることが出来た」と振返り、「皆様が更に努力すれば、必ず本門佛立宗が盛んになることは間違いない。これからも精進して欲しい」と説いた。
 高崎日現教区長は「3年後には、伯仏教初祖、茨木日水上人の没50年を迎える。それに向けて、全国各地に本門佛立宗が伝播するよう努力を続けていきたい」と語った。


『日ポ・佛立御教歌要集』発刊=20年がかりで翻訳出版

 28日、最初に訪問したモジ隆昌寺では、講友ら一行の歓迎式が執り行われ、およそ600人の信者が参集。式典に際しては、日扇聖人生誕200年記念事業の一環として『日ポ・佛立御教歌要集』(コレイア教伯・佐藤雅江共編)の発刊式が行われ、記念すべき一冊目が講有に贈呈された。
 歌要集は、法華経を中心にした佛教和歌集で1772首を収録。日本語、ローマ字ルビ、四行の詩文形式で訳文がつけられ、韻や音を踏まえつつ、含意が削がれないよう逐語訳式に則して翻訳された。
 刊行にあたっては、翻訳班も設立され、およそ20年係りの翻訳作業となった。コレイア教伯は「非常に完成度が高いものが出来上がった」と頷き、当地における本門佛立宗の布教への貢献が期待される。序文には佛立第26世講有高須日良上人、跋文には高崎日現教区長による寄稿文を収められ、初版2千冊が刊行された。


3住職供養、後継者続々=悲劇の事故死から1年

昨年交通事故で亡くなった住職3人の一周忌法要 写真

昨年交通事故で亡くなった住職3人の一周忌法要
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 10月29日、中央寺院日教寺では、日蓮大菩薩のお会式が奉修された後、昨年末に交通事故で悲劇的な死を遂げた故フェレイラ伯是(40)、故モライス教竜(35)、故オリベイラ教正(44)の住職3人の一周忌法要がしめやかに執り行われた。

フェレイラ伯是住職の遺志を継ぎ断髪したカマルゴ妙清師

フェレイラ伯是住職の遺志を継ぎ断髪したカマルゴ妙清師

 その後、パラナ州ロンドリーナ出身で二十歳を迎えたカマルゴ妙清師の得度式が行われた。ブラジル本門佛立宗では、尼僧として3人目。
 事故死したパラナ州ロンドリーナ本法寺の故フェレイラ伯是住職の棺が本堂に納められる際、念仏する妙清師を横切ったその刹那、尼僧となる決意を固めたという。
 若手幹部を一度に三人も失うという大きな失意のなか、亡くなった住職3人の供養のために精進する後続者が後を断たず。中央寺院日教寺の吉川妙養尼もこの一年のうちに尼僧となったうちの一人だ。


タピライ佛立聖地を訪問=植田日事上人が法要

 今月1日には、サンパウロ州タピライ市の大西洋岸森林の自然保護区に位置する佛立聖地を訪問。本門佛立宗を当地に伝えた茨木日水上人の悲願で、寺や福祉・教育施設を併設する佛立聖地の建設を目指し、その嚆矢として15年に宝塔が建立された。
 その中央には、戦後70年を記念した広島市と国際連合公認の「平和の鐘」を抱く。
 原爆犠牲者を偲び、原爆投下時間に合わせて8月5日に行ってきた「平和パレード」は3回目を数え、今年は約600人が参加。
 当日には、植田日事上人の法要の後、同パレードが同市の公式行事として制定されたことが発表された。


Takassaky Nitiguen

Nitiguen Takassaky

Nitiguen Takassaky

Arigatougozaimassu. 
Há mais de 2600 anos, Buda Shakamuni previu em seus ensinamentos que, no quinto quingentésimo ano após o seu ocultamento, viveríamos uma era de decadência, a chamada Era Mappou. Agora, mais do que nunca, a consciência da paz deve ser semeada, cultivada e mantida por todos nós através da compaixão, mesmo em meio às contradições do mundo.
No momento em que vivemos, neste mundo que nos coloca diante de tantos fatos trágicos acontecidos nos últimos tempos, nós, budistas, devemos ser diligentes. Quando o senso comum se limita a responder atitudes negativas com mais atitudes negativas, devemos assumir a posição de inconformismo e dar uma resposta audaciosa em prol da paz. Somente dessa forma conseguiremos edificar a Terra Pura pregada por Buda. E é isso que a oração Sagrada Namumyouhouhoureguekyou representa. Sem esta verdade, sem este objetivo de vida, tudo de nada valeria.
Em prol do Darma, devemos manter o espirito de compaixão. Em nossos lares, nos Templos, no trabalho, nas redes sociais, onde quer que estejamos presentes, devemos ser uma boa influência para a comunidade. Esta, sim, é uma atitude indispensável, revolucionária e primordial.
O caminho que percorremos há de ser longo, mas necessário. Devemos fazê-lo movidos pela esperança, e com a determinação tão forte que não abra margem para nenhuma divergência.
Nesse sentido, esperamos que a vinda do 26º Sumo Pontífice tenha proporcionado o incentivo à lapidação espiritual de todos, para que a retidão dos ensinamentos seja mantida.
Com a volta do 26º Sumo Pontífice e caravana com saúde e segurança ao Japão, encerram-se as nossas comemorações do Bicentenário de Nascimento do fundador da Honmon Butsuryu Shu. Aproveito a oportunidade para agradecer os Bispos, sacerdotes, os presidentes e diretores dos Templos, à comissão, e a todos os fiéis que se dedicaram ao máximo para fazer o melhor para recebê-los.
Por fim, rogo para que todos se dediquem nas atividades religiosas com muita saúde para que, em 2020, possamos celebrar as homenagens de 50º Culto Póstumo do Mestre Ibaragui Nissui Shounin, dando continuidade em sua nobre missão de expandir o Darma Sagrado.
Arigatougozaimassu.

16º Arcebispo da Honmon Butsuryu-Shu do Brasil, 
Nitigen Takassaky