ブラジル日本移民110周年記念事業が、いよいよ1カ月後に開幕する――。ブラジル移民110周年実行委員会(菊地義治会長)は、『新年祝賀会』を18年1月7日午前10時から、チヴォリ・サンパウロ・モファレジ・ホテル(Alameda Santos, 1437 – Cerqueira Cesar)で開催すると発表した。主要日系五団体と茶道裏千家ブラジルセンター、ブラジル生け花協会の共催。記念すべき年の門出を祝う華やかな宴となりそうだ。
新年祝賀会は通常、各団体別々に開催されていた。日系五団体の新年祝賀会、茶道裏千家の初釜、生け花協会の初生けを特別に合同で開催し、移民110周年記念事業の開幕イベントとした豪華版だ。
生け花協会13流派による初生けの優美な飾りつけのなか、午前10時から茶道裏千家によるお抹茶席一席、大福茶席一席が設けられる。12時半からは文協コーラス部による日伯両国歌斉唱により開会。
その後、移民110周年の開会式として代表者の挨拶などが行われ、ブラジル邦楽協会による琴や尺八などの余興の後、昼食会となる。
今年6月に移民110周年の正式行事として認定されて以来、日本文化を紹介する行事として、準備されてきた。林まどか文協副会長によれば「7団体が共催する移民110周年の開会式とあって、ホテルも費用の面で協力してくれている」という。
「これだけ豪華な開会式は前例がない。一流のホテルで場所も素晴らしいし、ものすごく綺麗な展示になるはず。乞うご期待を」と来場を呼びかけている。
定員380人。参加費200レアル。申込みは文協事務局(11・3208・1755)もしくは、移民110周年実行委員会事務局(11・3208・5519)まで。