ブラジル沖縄県人会スザノ支部(比嘉門ヒデキ支部長)は3日、第62回敬老会を同支部会館にて開催した。80歳以上の長寿会員48人を表彰し、婦人部手作りの料理と琉球舞踊でお祝い。参加者200人でおじぃとおばぁの益々の健勝を祈った。
敬老会は1955年のスザノ支部創立以来続く伝統行事。表彰を受けた元支部長の松堂忠顕さん(83、嘉手納)は、「まだ若いつもりでいたけど、いつのまにか祝われる側に」と照れ笑い。その一方で、会員数110人の約半数が80歳以上となった現状に「若い人の参加を増やさないといけないね」と支部の将来も案じた。
お祝いの料理は、婦人部員20人のお手製。前日までに仕込みを済ませ、朝6時から200人分をこしらえた。お祝いの琉球舞踊を披露したのも婦人部員達。島袋智恵美婦人部長は「皆に喜んでもらえたようで良かった」と盛会を喜ぶ。
敬老会に参加したマルシア・具志冨・明美さん(58、二世)は、「沖縄系は長寿の人がとても多い。お年寄りを大事にする文化もちゃんと受け継いでいるから、安心して長生きしてね」と寿いだ。
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