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人気ファンキ歌手=ナウド・ベニーが逮捕=夫人への暴力に銃の不法所持

 人気ファンキ歌手のナウド・ベニーが6日、銃の不法所持で現行犯逮捕された上、夫人に対しての暴力で起訴された。また、それが理由で、大晦日恒例のリオの年越しイベントへの出演もキャンセルとなった。
 リオ警察によると、ナウド・ベニーは2日、自身のコンサート終了後、「ムリェール・モランギーニョ」として知られる夫人でサンバ・ダンサーのエレン・ペレイラ・カルドーゾさんと口論になり、エレンさんに対して殴る、蹴るなどの暴力を加えて、夫人から告発されたという。
 エレンさんによると、ナウドの暴力は7年前からはじまっており、その理由は、嫉妬などによるものだったという。
 今回の喧嘩で暴力に耐えかねたというエレンさんは、娘を連れて家を出た後、警察に訴えた。
 これを受け、警察がナウドの自宅を訪ねたところ。そこには届出のない銃が見つかり、銃弾も4発入っていたという。
 この件でナウドは逮捕されたが、その日のうちに保釈金を払って釈放された。
 ナウドは、ファンキがまだブームになる前で、本人も10代だった90年代に、兄弟デュオ「ナウド&ルーラ」として、デビューした。
 2008年からソロに転じたナウドは、アメリカのR&Bの影響を受けた洗練されたファンキで人気を集め、2010年代前半から全国的に人気を博すダンス音楽になったファンキのブームを代表する人気歌手になっていた。
 またナウドは福音派ともつながりがあり、ゴスペルの楽曲のレコーディングを希望するなどの一面もあった。
 ナウドは釈放後、妻やファンに向け、今回の事件について釈明するメッセージを発した。
 だが、この不祥事を受け、リオのマルセロ・クリヴェラ市長は、リオの大晦日恒例の年越しイベント「レヴェイロン」に予定されていたナウドの出演をキャンセルすると発表した。