毎年、サンパウロ州立総合大学で3月から開講される茶道講座の総括として、『修了茶会』並びに『華展』が、先月25日、同大学の日本文化研究所にて行われた。
毎年約30人の学生が茶道を学ぶ同講座。茶道裏千家ブラジルセンターの林まどかさんによれば、「最後まで残る学生が少ないなか、今年は例年になく熱心な生徒が多かった。点前も薄茶を習得した学生もいた」と笑みを浮かべた。茶会では、タピオカを使って、花を模った手作りのお菓子が準備されたという。
今年は、先輩のロベルト・ネーベスさんが、10月に急逝し、悲しみに包まれていたが、同大学の茶道講座で育った先輩たちが、新入生を上手に補佐し、和気藹々の茶会となった。
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