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《ブラジル》クリスマス=高いプレゼントは自分用=正餐はターキーよりシュラスコ

 実質所得目減りなどを反映し、クリスマス(ナタール)の食事はターキー(七面鳥)よりシュラスコ(バーベキュー)という人や、プレゼントは買うが、一番値が張るものは自分用という人が増えたと9日付現地紙が報じた。
 信頼率95%というグーグルのインターネット調査によれば、クリスマスのシンボルはキリスト(41%)がダントツで、サンタクロース(パパイ・ノエル)12%、家族8%と続く。
 また、用意するプレゼントの数は平均5個で、総額は平均712レアルの予定だ。この額は、昨年の調査時より6%少ないが、昨年はプレゼント購入額が予定額を上回った人が33%いた。
 昨年の場合、交換プレゼントに参加した人は32%いたが、今年も参加する場合のプレゼントの額は、100レアル以下と考えている人が75%いた。所得がより少ない事もあってか、女性は62・7%が50レアル以下で済ませる意向だ。
 「最も高いプレゼントを贈る相手は?」との問いには、自分という回答が56%あった。プレゼントの中身は、スマートフォン63%、香水や化粧品63%、衣類64%だった。衣類の場合、最も高い品を贈る相手は、自分が64%で最多。両親と伴侶は各19%、親族は17%、友人は14%、子供は10%だった。
 プレゼントを探し始める時期は10月41%、11月13%、12月47%となっているが、実際に買う時期は、10月11%、11月13%、12月76%だった。
 「クリスマスに不可欠なものは?」との問いへの答は、家族80%、正餐47%、プレゼント27%、装飾26%で、家族や親族と集まってクリスマスを祝う習慣を大切にする傾向が今も保たれている事が分かる。
 伝統的な正餐はターキーとパネトーネ、シャンパンだが、2012年は、正餐のメインディッシュはターキーという人とシュラスコ派の比率が10人対9・4人だったのに、2016年は10対14・2人で、習慣は変化している。昨年の場合は、落ち着いた雰囲気だが楽しいパーティーをと考えた人が86%いた事を反映し、飲み物はワインとビールが各47%でシャンパンの21%を上回り、シュラスコ派も35%いた。他方、伝統的な干しブドウ入りのご飯を食べた人は37%、デザートにプディンを食べた人も35%いた。