茶道裏千家ブラジルセンター(林宗一代表)主催で毎年恒例の『宗旦忌茶会』が、先月26日午前11時から、文協ビル4階の伯栄庵道場で行われた。
今年は、リオ地区会員の前田静、サンパウロ州立大学の講座で活躍したロベルト・ネーベスさんら故人への黙祷が捧げられた後、洲崎宗勝、須郷宗昭らによって、供茶が捧げられた。
その後、許状引継ぎが、林宗一代表によって行われ、40人ほどに許状は引継がれた。今年は、「入門」の取得者が多く、遠くは南大河州からエドワルド・アンジェリカ夫妻も参加した。
その後、八畳席では、花月や七事式が行われ、四畳半席では濃茶、立礼席が行われ、薄茶が振舞われた。各席では、席主の趣向で木地の棚にガラスの水指が配されるなどの趣向が凝らされ、涼感を醸し出していた。
点心席では、盆に黒石が敷き詰められ、川原に鮎が泳いでいる風情の鮎の甘露煮や、筍と茄子のゼリーが出された。
茶会には、100人ほどが集い、一年の稽古の成果を発表。またの再会を期して、散会となった。
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