クリスマスが近づき、ショッピング・センターなど様々なところでサンタクロースを見かける機会も増えているが、そんなときに起こるべきことではないことが起きた。10日、サンパウロ州イタチーバでサンタクロースがアメを配っていたところ、途中でアメがなくなったため、9~12歳の子供7人ほどが腹を立てて後を追い、もらったアメや石を投げつけたのだ。このサンタは「ルイゾン」の名で知られる葬儀会社の社長で、数年前からこの時期になると、夕方はサンタに扮し、子どもたちにアメを配る(撒く)のを習慣としていた。好意でもらえるアメを当然の権利と考え、もっと欲しいと腹を立てるのは、本来の趣旨とは違うのでは。
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8日午後、サンパウロ市セントロのパリ区パストゥール通りの歩道で、女性店員のエヴェリン・カロリネ・ナシメント・ドス・サントスさんが遺体で発見された。エヴェリンさんは半裸で、首にナイロン製のコードが巻かれていた。エヴェリンさんはいつも姉と一緒に通勤していたが、同日は一人でブラスにある勤め先に向かったという。店は徒歩20分ほどの所にあり、その途中で殺害されたと見られる。発見時の状態から、強姦にあった疑いも持たれている。
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13日、マラカナン・スタジアムで、南米杯決勝第2試合が行われ、フラメンゴがインディペンディエンテ(アルゼンチン)と1―1で引き分けたが、初戦の敗北が響いて、南米杯優勝を逃した。優勝していれば来年のリベルタドーレス杯にブラジルから9チーム出場できていたが、それはかなわなかった。フラメンゴは全国選手権の枠で既にリ杯出場を決めている。