自然災害に関する情報を携帯電話に無料で送ってくれるサービスが、18日から、新たに3州で利用可能になった。
洪水や増水、大風や土砂崩れといった自然災害は、死者や負傷者も生じさせるが、事前に情報を受け取って退避したり、車などを安全な場所に移動させたりすれば、より甚大な被害を避ける、または、被害を小さく済ませる事が可能だ。
国家統合省の国家防災保護局(Sedec)が提供するサービスは、自然災害が生じそうな地域の住民に、無料でメッセージ(SMS)を送って、災害を未然に防ぐ事を目的としている。
このサービスを受けられるのは、10月から情報提供を始めたパラナ州とサンタカタリーナ州、11月の半ばから始めたサンパウロ州の3州だけだったが、18日からは、リオデジャネイロ州、エスピリトサント州、リオ・グランデ・ド・スル州でも利用が可能になった。
関心のある人は、携帯電話で40199番にSMSを送り、自分が住んでいる、または、情報を知りたい地域の郵便番号(CEP)を知らせればよい。キャンセルも同じ番号で対応してくれるから、手続きは簡単だ。
10、11月に利用始まった3州では既に、100万人以上が登録し、洪水や増水、降雹、落雷などに関する情報を受け取っているという。
国家統合省では、1月にはゴイアス州、マット・グロッソ州、ミナス・ジェライス州の3州にといった具合で、18年3月までに同サービスを全国に普及させたいと考えているという。(18日付アジェンシア・ブラジルより)
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