《ブラジル》LJ作戦=マルセロ・オデブレヒト自宅軟禁に=2年半の禁錮刑を終えて=今後7年半は自宅で刑期を務める

【既報関連】2015年6月19日にラヴァ・ジャット(LJ)作戦第14弾で逮捕され、その後、パラナ州クリチーバ市の連邦警察監督局の刑務所に入っていたマルセロ・オデブレヒト被告が19日に刑務所を出て、サンパウロ市南部モルンビ区にある自宅に戻ったと、20日付現地各紙が報じている。
同被告は汚職、資金洗浄、犯罪組織形成の容疑で逮捕され、16年3月8日には禁錮19年4カ月の判決を受けた。
当初、オデブレヒト被告は無実を主張し、報奨付供述を行う意志はないとしていたが、オデブレヒト社の従業員、マリア・ルシア・タヴァレス氏が逮捕され、同社には賄賂部門まであったと供述すると、オデブレヒト被告も報奨付供述を行うことを決めた。
同被告がオデブレヒト社幹部77人と共に行った報奨付供述は、テメル大統領やジウマ前大統領、ルーラ元大統領、当時の現職閣僚8人、上議24人、下議39人ら、98人に対する捜査開始を促した。
報奨付供述を行ったことで、オデブレヒト被告の刑期は、2年半ずつ4回に分けた、禁錮刑、自宅軟禁刑、夜間と週末、祝日は自宅に戻らなければならないセミアベルト、週末祝日だけ自宅に戻ればよいレジーメ・アベルトの、合わせて10年に減刑されていた。
最初の禁錮刑は、15年6月19日に逮捕された時から始まっていたと考慮されるため、今年の12月19日で2年半に及ぶ禁錮刑は満了とみなされ、今回の自宅移送となった。
同被告は今後2年半、自宅からは出られず、電子足輪をつけて過ごさねばならない。そして、合計10年の刑を終えなければ、オデブレヒト社に戻ることは出来ない。
ナボル・ブリョエス弁護士は、オデブレヒト被告は自宅で家族と過ごしたいという意思を示しており、報奨付供述で取り交わした約束通りに、捜査には協力するつもりだとしている。
自宅軟禁期間中は、4親等までの親族と、司法当局の許可を得た15人だけが同氏の自宅を訪れることが出来るが、その名前はまだ弁護士によって伏せられている。
マルセロ・オデブレヒト被告には、自宅軟禁期間中に2回だけ、外に出る事が許されている。同氏はその内の1回を、娘の大学卒業式に出席することに行使するつもりだという。