テメル大統領の民主運動党(PMDB)が19日に臨時の党大会を開催し、37年ぶりに党名をMDB(民主運動)に改めた。20日付現地紙が報じている。
変更点は「党(パルチード)」を表すPが取れることだが、これは同党が1966年に、当時の軍事政権に賛同しない政治家を集めた野党として結成された際の名前と同じものだ。同党の党名は、1980年に「結党の自由」が認められたことに端を発する結党ブームの際にPMDBに改められた。
ロメロ・ジュカー党首は「政界の激動の中で変化を求めた」とし、生まれ変わることをアピールした改名だと説明した。
PMDBはラヴァ・ジャット作戦でエドゥアルド・クーニャ前下院議長やセルジオ・カブラル前リオ州知事をはじめ、多くの政治家が逮捕されるなど、腐敗イメージが強く、テメル大統領の歴史的な低支持率も続いていた。