ノロエステ沿線の中心地、アラサツーバ日伯文化協会での臨時総会を終え、ブラジル日本移民110周年祭典委員会の菊地義治実行委員長ら一行は、プロミッソンの上塚周平記念公園へと向かった。農業労働者として搾取された移民の窮状を見かね、自作農による自立を目指した上塚植民地の創立から来年で百周年。そんな移民史の〃原点〃だからこそ、皇族をお招 ...
続きを読む »2017の記事一覧
広島文化センター=しめやかに原爆死没者追悼法要=平崎会長、平和希求に強い想い
ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)は6日、同講堂で「原爆死没者追悼法要」を行った。約60人が参列した法要は南米浄土真宗本願寺(西本願寺)の中野晃治導師と久保光雲開教師(ともに広島県出身)が執り行った。法要後は「黒い雨」(1989年、今村昌平監督)が上映された。 原爆が投下された8時15分、犠牲者へ一分間の黙祷を捧げ、平 ...
続きを読む »池坊花展、25日から=「花に夢」約65点展示
池坊華道南米支部(阿部すみ子支部長)が、25~27日の午前10時~午後6時、サンパウロ文化センター(Rua Vergueiro, 1000)のピゾ・フラーヴィオ・デ・カルヴァーリョで2017年度花展を開催する。入場無料。 今回のテーマは「花に夢」。カンピーナス、レジストロ、サントスなどサンパウロ州各地の会員役65人の作品が展 ...
続きを読む »■今週末の催し
12日(土曜日) 名画友の会映画鑑賞会、昼12時半、熟連(Rua Dr. Siqueira Campos, 134) ◎ 水森かおりコンサート、午後3時、午後8時、アニェンビー国際会議場大ホール(Av. Olavo Fontoura, 1209, Santana) 13日(日曜日) 原爆慰霊追悼法要、午前8時 ...
続きを読む »ピンドラーマ=8月号
コジロー出版社のブラジル情報誌『ピンドラーマ』8月号が発刊された。 「移民の肖像」ではパラー州サンタレン市在住で、日本食レストランを経営する岡田夫妻の半生を描く。妻ハマ子さんは54年にゴム採取のため家族で渡伯したものの、数カ月働いた後に「仕事は今日限り。ここから出て行ってくれ」と言い放たれ、仕事を求めて転々と移住することにな ...
続きを読む »大耳小耳
汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)発行の機関紙『パンアマゾニア』265号が7月に発行された。読みどころは色々あるが、中でも「ぶらぶら日伯回顧録」(堤剛太)はバツグンに面白い。同協会の本田利秋氏が会長に選ばれた際の裏事情や、当時事務局長だった著者・堤さん本人のクビがかかったやり取りがあったり、ドキドキはらはら。とくに「K氏」の ...
続きを読む »家事労働は女性の仕事?
ひょんな事で、ブラジルでの労働時間の性差について振り返る機会を得た。この場合の「労働」には家事も含むが、昨年発表された14年の統計では、報酬付の仕事に費やす時間は、男性が週51・6時間、女性は56・4時間で、女性の方が5時間長かったが、給与は男性の75%。家事労働は、男性9・8時間、女性20・6時間で倍以上だった▼家電製品普及 ...
続きを読む »単なるイベントではない110周年
「世の為人の為に尽くすのが、明治の精神。世の中一人が変われば、社会も国も変わってゆく。移民の〃原点〃に立ち戻ろう」―。そんな菊地さんの言葉に、ノロエステ日系団体幹部も鼓舞されたようだった。 同地で明治の精神を今も体現するファミリーの一つが安永家だろう。長老・忠邦さんを大黒柱に夫婦兄弟互いに仲睦まじく、子孫は全伯各地の日系社会 ...
続きを読む »わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(37)
それで義弟実のフエイラに合流し共同でシヤカラ(農園)を経営することにしたのであった。それが大変好調であり約4ヵ年間も継続した。家族総出で植えつけた蔬菜の稔りを夜も明けぬ前から摘み取り、荷馬車に積んでフェイラで売りさばく労働は、働けば働くほど充実した結果をもたらした。 このような中で、姉のトヨ夫山城茂雄一家7名、及び妻千枝子の ...
続きを読む »ドリア・サンパウロ市長に卵の雨=バイーア州でルーラ信者から
サンパウロ市のジョアン・ドリア市長(民主社会党・PMDB)は7日夜、北東部のバイーア州州都サルバドール市のイベントに参加する前に、同市の左翼団体から卵の集中砲火を浴びる被害を受けた。 ドリア市長はサルバドールの名誉市民に選ばれ、タイトルを受け取るために同市を訪れていた。式典の前には同市市役所でACMネット市長(民主党・DEM ...
続きを読む »