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2017の記事一覧

東西南北

 12日のブラジルは、モロ判事の判決が出た直後から、ルーラ元大統領の話題一色となった。南米だと、アルゼンチンではビデラ氏、ペルーではフジモリ氏の前例があるが、ブラジルで元大統領が有罪判決を受けたのはこれが初めてだ。1930年にはワシントン・ルイス氏がジェツリオ・ヴァルガス氏によるクーデターで逮捕されたが、実刑には至らなかった。軍 ...

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日本側から提案書渡す=第3回日伯食糧・農業対話=ブラジルのインフラ改善に意欲

対話参加者ら

 日本/ブラジル両政府は7日、サンパウロ市のチヴォリ・モファレジホテルで『第3回食糧・農業対話』を開催した。ブラジルの穀物輸送インフラや投資環境の改善、ブラジル農牧研究公社(Embrapa)と日系企業の連携体制の構築について提案などが出され、日本側から提案書が手交された。細田健一農林水産大臣政務官は開会挨拶でブラジルの日系社会や ...

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《ブラジル》パラー州=Y・YAMADA破綻超え=会社更生法で建て直しへ

チェーン店の一つ

 国内の政治汚職や景気低迷の煽りを受けて一時は財政破綻した北伯最大の大手小売チェーン「Y・YAMADAグループ」(山田フェルナンド社長)。オ・エスタード紙5日付報道によれば、ベレン民事訴訟第13法廷での審理の結果、会社更生法が適用されることが明らかになり、再建への道のりが示された。  1950年にパラー州都ベレンで、山田義雄氏と ...

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七夕祭り、今週末に開催=240の飾りがズラリ街頭に

(左から)来社した市田さん、池崎会長、秋村実行委員長

 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)は15、16の両日午前10時半から、サンパウロ市のリベルダーデ広場を中心に『第39回七夕祭り』を開催する。  約240の七夕飾りが広場からガルボン・ブエノ街とエストゥダンテ街を彩り、食品や雑貨を販売する出店がずらりと並ぶ。広場に設置される主要舞台では、太鼓や踊り等、約50演目が ...

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リベイラ河連合=パリケイラ・アスーに会館=定例会で市が無償提供発表

50人近くが集った会議

 リベイラ河沿岸日系団体連合会(Fenivar、山村敏明会長、12団体)は、『第2回定例会議』を2日、パリケイラ・アスー文化協会の大場貞夫会長宅で開催した。  連合会傘下12団体の代表者ら50人近くが集まり、同会の財政状況や今後の事業予定が議題に上がった。先月開催された第21回連帯祭では4191レアルの黒字計上となったと報告され ...

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大耳小耳

 歌誌『椰子樹』373号が6月に刊行された。《君らここに命あずけて悔いなしと原始のみどりに視線をおくる》(多田邦治)はポルト・ヴェーリョのグァポレ移住地で読んだ作品。《ある夜は夢に出てきて亡母言うこの病む国に連れ来し悔いを》(高橋暎子)も政治混乱、経済不況の長引く現在だけに考えさせられる。《カーニバルには避妊具使えと恥じらいもな ...

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伊東/イトゥー市交流進む=提携の実現に向け、桜植樹

左から坂和さん、カッツォーラ市長、福井さん

 姉妹都市提携実現に向けて動く静岡県伊東市とサンパウロ州イトゥー市の友好親睦を目的に、「伊東市・イトゥー市友好交流協会」のメンバーらとギリェルメ・カッツォーラ市長が市役所の前庭で、交流の記念として5本の伊東小室桜の植樹を行った。  6日に来社した日本大学国際関係学科の福井千鶴教授と坂和三郎さんに話を聞いた。植樹に加えて記念プレー ...

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四世ビザに「条件付き賛成」?=本人や関係者に意見聞く=(4)=元デカセギ3人の声

経験を話す中村さんと島袋社長

 斉藤マウリシオさん(41、三世)は2004~11年まで日本に住み、機械のオペレーターや自動車部品の工場などで働いた。「ブラジルは全く違う。日本は組織のために働くという意識が強い。責任感の強さを感じた」と振り返った。  「もし再度日本で働く機会があれば行くか?」という問いには「いいえ」と首を振り、「子どもが2人いるし、僕にはこの ...

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パラナ幼少年お話大会=67人が元気に参加

トロフィーを手に喜びを見せた子供たち

 パラナ日伯文化連合会とパラナ日本語教育センター共催『第28回パラナ幼少年お話大会』が、国際交流基金からの学習支援助成を受けて、2日午前9時からアサイ同朋会館で開催された。  本大会は、日語学習者の学習意欲の増進と大勢の人の前で話す体験を通じて、話すことに対する自信を深めること、並びに、他人の話を聞く態度を涵養すること等を目的と ...

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わが移民人生=おしどり米寿を迎えて=山城 勇=(22)

 そこで姉が母の頭の血をふくために壕内にタオルを取りに行ったら、末子の光男(当時赤子)が泣いていたので連れだしてきたと云う。そのまま壕入口に銃をかまえて待つアメリカ兵たちに捕えられ、軍用車まで2キロ以上歩いたと云う。この自然洞窟壕には22家族67人が避難していたが、ほとんどが集団自決で命を絶った。  その他に米須地域には少なくと ...

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