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2017の記事一覧

移民の日行事に若い人も参加してもらおう!

 「年々参列者が減ってきている」―。今年で109周年目を迎え文協で開催された「開拓先没者追悼法要」で、参列者からはそんな寂しい声が漏れ聞こえた。  参列者の顔を見れば各日系団体で要職に就いている言わばお馴染みの顔ばかり。若者の姿は指で数える程度で、コロニア中枢の人のみが参加する儀式となっている印象が否めない。  法話を説いた杣山 ...

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2千年分の贖罪ができるブラジル司法はキリスト並み?!

最高裁前にある司法のシンボル

 37人の女性患者をレイプした件で「278年の懲役」を科せられたロジェル・アブデルマッシ元医師(74)が、パラグアイに逃亡中に現地警察に拘束され、ブラジルで刑務所に入っていた。と思ったら〃優秀〃な弁護士が「高齢と健康不調」を理由に、電子足輪付の自宅軟禁の判決を勝ち取り、先日たった3年で出獄した。約300年がたった3年だ▼21日晩 ...

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ジャパン・ハウス=ブラジル人は何を期待しているか?=一カ月で来場客7万5千人=称賛と同時に、違和感も

連日賑わいを見せる同館

 一般公開からおよそ一カ月―。ミシェル・テメル大統領や麻生太郎副総理の臨席の下で開館した日本政府の文化広報施設『ジャパン・ハウス』(平田アンジェラ館長)は、一般公開された初日2日間だけで来場者数が7509人を突破。その勢いは衰えることなく、1カ月間で7万5千人以上が来場した。連日賑わいを見せる同館を訪れた来場者の声を拾い、その成 ...

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「日本移民の日」に寄せて=内閣総理大臣 安倍晋三

安倍首相

 本年もブラジルにおいて「日本移民の日」を迎えるに当たり、日系社会の皆様に心からお祝いを申し上げます。  ブラジルへの最初の日本人移民を乗せた笠戸丸がサントス港に到着して、本年で109年目を迎えました。今日めざましく発展している日伯関係を振り返ると、移住された方々の足跡の歴史的意義と、その後の計り知れない御苦労が改めて思い起こさ ...

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「日本移民の日」を祝して=外務大臣 岸田文雄

岸田外務大臣

 ブラジルにおいて「日本移民の日」を迎えるに当たり、ブラジルで生活をされている日本人移住者、日系人の皆様に心からお祝いを申し上げます。  この節目の日にあたり、100年以上にわたる数多の艱難辛苦を乗り越えてこられた日本人移住者とその子孫の方々の御苦労に思いを致すとともに、皆様がブラジル社会で多くの成功と高い評価を収められてきたこ ...

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新移民法=一部項目拒否の末に裁可=恩赦や先住民国境移動は不可=反対運動やJBS騒動の影響?

4月18日新移民法承認時の上院の様子(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 5月24日は、ブラジリアで大規模反政府デモが発生し、デモに紛れた暴徒が官庁に投石、火を放っため、テメル大統領が軍も出動させるほどの大荒れの一日だった。この日は同時に、昨年12月に下院を、今年4月18日には上院も通過した「新移民法」の大統領裁可の期限日だった。5月17日の〃JBSショック〃以降、その火消しに躍起の大統領は、もはや ...

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スザノから全伯に広がる=ヤキソバ発祥の地の誇り=製麺所と文協がタイアップ

ブラジル人に広く浸透したヤキソバ

 コロニア発で全伯に浸透し、今では広くブラジル人に親しまれるようになった『YAKISOBA(ヤキソバ)』―。ただし、日本で一般的なのはソースヤキソバなのに対し、どうしてブラジルでは山のように具がのった餡かけヤキソバが広まったのか―。この謎は「コロニア七不思議」の一つと言われるほど経緯が不明だった。ところがその陰には、スザノ市の広 ...

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《サンパウロ》薬物患者と向き合い13年=女性牧師ネリさんの歩み

 「お前さん、隣にいるのは、世界で一番愛されている人だよ。分かってっかい?」―。70代と思われる薬物依存者がレポーターに話しかけてきた。  「世界で一番愛されている人」とは、女性牧師のニルデス・ネリさん、50歳だ。サンパウロ市中央部の薬物常用者が集まる地域、クラコランジアに通い、人々の悩みに向き合って13年になる。

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《ブラジル》サンタカタリーナ州=元彼から強姦と暴行の1カ月=軟禁された女子青年が脱走、告発

 サンタカタリーナ州州都のフロリアノポリス市で20日、19歳の女子青年を1カ間も軟禁し、性的、肉体的に虐待していたとして、21歳の青年と71歳の父親が逮捕された。  警察によると、女子青年はカショエイラ・ド・ボン・ジェズスに住んでいたが、5月のはじめに以前付き合っていた青年の家に連れて行かれ、6月8日に逃げ出すまでの1カ月余り、 ...

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《ブラジル》労働法改正審議=上院の委員会で否決される=造反者が出て10対9の敗北=与党内の結束また揺らぐ=「本会議採決では勝つ」と大統領

共にPMDBでありながら法案反対派のレナン元上院議長(右)と、法案推進派のジュカー上議(左)(Lula Marques/AGPT)

 【既報関連】テメル政権が早期成立を目指す労働法改正法案が20日の上院社会問題審議委員会(CAS)で採決され、賛成9票、反対10票で否決されたと21日付現地紙各紙が報じた。  与党側から3人の造反者が出て反対票を投じた事が逆転現象の一因となったが、政府は予定通り、同法案を憲法法務委(CCJ)から上院本会議へと進め、承認を目指す構 ...

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