ブラジリアの衛星都市セイランジア市の消防隊員が3日の未明、同市の消防署から消防車を盗み、首都ブラジリアまで30キロ弱の道を暴走する事件を起こした。だが、各省庁の集中するエリアに差し掛かる大聖堂付近で警察がタイヤをパンクさせ、暴走を食い止めたと、4日付現地各紙が報じた。 軍警は発砲の理由を、消防士が再三の停車命令に背き続けたた ...
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サンパウロ市=スピード緩和でマルジナルでの死者増加=市長は矛盾多き弁解するも
サンパウロ市の高速道マルジナル・チエテと同ピニェイロスでは、スピード規制緩和後に交通事故死が増えているが、その実情がジョアン・ドリア市長の見解と食い違っていると、3日付現地紙が報じている。 両マルジナルの制限速度は、3車線でそれぞれ、時速50キロ、60キロ、70キロと定められていたが、それがドリア市長就任後の今年の1月25日 ...
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本日付本頁で紹介しているダッタフォーリャの世論調査では、来年のサンパウロ州知事選のアンケートも同時に行っている。それによると、一番人気はセウソ・ルッソマノ氏で、25%の支持率でトップに立っている。ジョアン・ドリア・サンパウロ市長はその次で、支持率18%。フェルナンド・ハダジ前市長を加えた場合、サンパウロ州工業連盟(FIESP) ...
続きを読む »ジャパン・ハウス=来場者延数50万人突破!=建築『未来の未来』展公開中=移民110周年に協力も
5月に開館した日本政府の文化広報施設「ジャパン・ハウス」(平田アンジェラ館長、以下JH)は、先月末までの来場者延数がついに50万人を突破した。先月28日の『第7回運営委員会』では今後の事業の在り方について議論が行われたほか、先月21日には巡回展『未来の未来』展の公開が始まった。 JHは開館からわずか2カ月で13万6千人の年間 ...
続きを読む »マナウスでゴミ拾い活動=パイオニア社員ら350人
【アマゾナス州発】マナウス市のポンタ・ネグラで11日、パイオニア・ド・ブラジル社による「ゴミゼロ運動」があり、社員とその家族ら約350人が参加した。ゴミを拾うこと通して環境への意識を高めるのが目的で、参加者は道端のゴミを拾ったり、市民にきれいな街づくりを呼び掛けたりした。 この日は朝7時半から、マナウス市民に人気のビーチ、ポ ...
続きを読む »愛善ホテル創業20周年=「一つ屋根の下から始まった」
ナザレ・パウリスタ郡の長閑な高台に位置し、およそ10アルケールの広大な敷地を有する愛善ホテル(石田王貴人社長)は、『創業20周年式典』を、先月15日、同ホテルで開催した。 初代経営者の石田顕雄さん(二世、76)は、フォード、GM、VWなどの大手自動車会社で機械技師として働き、定年退職後、4アルケールの土地を購入し、ホテル経営 ...
続きを読む »たんぽぽ学園=学園発表会と卒園式、10日
たんぽぽ学園(串間薫シルヴィア園長)は、『第33回たんぽぽ発表会・作品展』を10日午後3時から、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の北海同協会会館(Rua Joaquim Tavora, 605)で行う。 楽器・合奏、合唱発表のほか、「列車に乗って色んな国を旅する」をテーマに、ロシアや日本、オーストラリアなどの童話の演劇を日ポ ...
続きを読む »大耳小耳
大門千夏さん(本名は田村三千代、76、広島県)の自伝『どこから来たの』(今年5月刊行)を、本日から6面下の小説欄に掲載開始する。本紙「樹海」コラム11月7日付けでも《型破りな移民女性の爽やかな生きざま》として紹介、今年の「にっけい文芸賞」に見事輝いた作品だ。女性特有の細やかな情感をちりばめつつ、強い意思で異国での人生を切り開い ...
続きを読む »田中慎二画文集「アンデスの風」=サンパウロ市在住 中島 宏
田中慎二さんの新しい書籍「アンデスの風」が出版された。 これは絵画と文章とが同居したスタイルを持つ、ユニークな本である。今まで田中さんは「移民画家・半田知雄・その生涯」と「ブラジル日系美術史」などを執筆されてきたが、いずれもブラジル日系社会において、非常に重要な位置を占める労作である。 それらは、戦前から戦後にかけての、ブ ...
続きを読む »どこから来たの=大門千夏=(1)
第一章 大きい事は良いことだ 私たちの結婚式が済んで三ヵ月経った。荷物も片付き家の中も落ち着いた。一九六五年のある朝、コーヒーを飲みながら夫は「結婚記念に絵を買おう」と言った。 「賛成」。結婚の思い出には、食器より、花瓶より、小さな絨毯より、絵が最高! 一枚の絵を飾ろう。その日のうちに飾る場所は決まった。応接間に入った真正面 ...
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