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2017の記事一覧

ブラジルのお役所仕事と政治家の素早さと

 ブラジル国内面担当という立場上、〆切後、その後に出た記事や紙面に入らなかった報道を確認するが、呆れたり、腹が立ったりする記事によく出会う▼7日夜は、ルーラ元大統領が「官房長官就任差し止めは最高裁の歴史的なミスだ」と指摘して修正を求めたとの記事や、クーニャ元下院議長が「ルーラ氏夫人の故マリーザ氏と同じ脳動脈瘤があるのに刑務所内で ...

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《ブラジル》昨年12月の工業生産高が前の月よりも2・3%増加=景気回復のかすかな兆しか?

参考画像(Agencia Brasil)

 7日に発表されたブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、昨年12月の工業生産高が、ブラジル国内14地域の内10地域で同年11月より増加し、14の地域全体でも2・3%増となった。  地域別月次工業生産調査(PIM―PF)によると、工業生産高増加を記録した10の地域の中で最も目立ったのはセアラー州で、12・4%の上昇だった。 ...

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《ブラジル》最高学府のトップ合格者は黒人の公立女学生=ブラジル教育史に残る快挙

 ブラジルの最高学府と言えば、サンパウロ総合大学(USP)医学部だが、今年の入試でトップ合格を果たしたのが公立校に通う黒人の女子学生だったことが明らかとなり、国内で大きなニュースとなっている。  一躍、ヒロインとなったのは、USPの医学部があるサンパウロ州リベイロン・プレットの公立校に通うブルーナ・セナさん(17)だ。ブルーナさ ...

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《ブラジル》最高裁判事にモラエス法相か=テメル大統領が驚きの指名=各界からの反対の声も強く=政界との結びつき懸念も

最高裁判事の指名を受けたモラエス法相(Marcelo Camargo/Agência Brasil)

 テメル大統領は6日、故テオリ・ザヴァスキ判事に代わる最高裁判事として、アレッシャンドレ・デ・モラエス現法相(49、民主社会党・PSDB)を推薦した。これを巡り、賛否両論が巻き起こっている。7日付現地紙が報じている。  テメル大統領がモラエス氏指名との話は6日午前、エスタード紙サイトが最初に報じた。テメル氏は午前中にカルメン・ル ...

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《ブラジル》住宅政策ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダ=申し込み者の所得上限が拡大=財源は勤続期間保障基金の融資から=61万件の契約成立を目指す

ミーニャ・カーザ・ミーニャ・ヴィーダ申し込み者の所得上限の拡大を発表したテメル大統領(Beto Barata/PR)

 ブラジル連邦政府は6日、持ち家政策「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダ」に申し込むことのできる所得上限を拡大すると発表した。6、7日付現地各紙・サイトが報じた。  連邦政府は、2017年に61万件の住宅契約を結ぶことを目標としている。「ミーニャ・カーザ、ミーニャ・ヴィーダ」は所得レベル別に1層、1・5層、2層、3層の四つに区 ...

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《ブラジル》エスピリトサント州=軍警ストはまだ解決せず=殺人頻発、店なども開かず

会見で記者からの質問に答えるセーザル・カルナゴ知事代行(中央)(Leonardo Duarte/Secom-ES)

 【既報関連】エスピリトサント州では給与調整や手当て支払いなどを求める軍警ストが続き、軍や国家治安部隊(FN)の活動も始まったが、殺人被害者は75人に達するなど、混乱が続いていると7日付現地紙やサイトが報じた。  軍警自体はストが認められないため、家族が大隊の前を封鎖し、警官や警察車両が出られなくするという形の抗議行動になった。 ...

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サンパウロ市近郊バス=12日から各線で運賃値上げ=サンパウロ州高裁長官が判決下す

 大サンパウロ都市圏内の各市を結んで走る、サンパウロ市都市圏運輸公社(EMTU)バスの運賃が、12日より値上がりすると、7日付現地紙が報じた。  今回の値上げは、パウロ・ジマス、サンパウロ州高裁長官が先週、値上げを禁じていた暫定令を取り消す判決を下したことによる。  この決定は大サンパウロ市都市圏内39の自治体を走る路線に影響し ...

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《ブラジル》ジャノー検察庁長官が民主運動党要人3人の捜査要請=ラヴァ・ジャット作戦の捜査妨害疑惑で

 ブラジル連邦検察庁のロドリゴ・ジャノー長官が6日、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の捜査妨害の疑いで、民主運動党(PMDB)の上院の大物3人に対する捜査要請を最高裁に提出した。7日付現地紙が報じている。  捜査要請の対象は、ロメロ・ジュカー上議と前上院議長のレナン・カリェイロス上議、元大統領で元上院議長のジョゼ・サルネイ氏だ。   ...

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東西南北

 モラエス法相がテメル大統領によって最高裁の新判事に指名されたことが6日夜のブラジルの話題を独占した。国民の多くは、ラヴァ・ジャット作戦が「なんとか国民の多くが納得する形で進んでほしい」と強く願っているだけに、少しでも懸念されるような要素があると国民も気が気でないのだろう。特に同氏がエドゥアルド・クーニャ被告の担当弁護士をしてい ...

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ジャパン・ハウス=「最もインパクトがあるものに」=隈さん、サンパウロ市工事現場を視察=麻生副総理も開所式出席か

完成に自信を見せる隈研吾さん

 今年5月オープンを控え、今月中の内外装の完成を目処に着々と工事が進む文化広報施設「ジャパン・ハウス(JH)」―。先月24日には表玄関を飾る「檜のファサード(建物の正面)」も完成し、片鱗を現しつつある。設計デザインを担当する隈研吾さん(62、神奈川県出身)は、その最終確認のため6日に来伯し、仕上がりに満足した様子を見せた。  「 ...

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