ホーム | 2017 (ページ 367)

2017の記事一覧

リオ・デ・ジャネイロ=ラッパ地区で建物占拠の40家族が立ち退き=行く当てもなく途方にくれる人々多数

大きな混乱もなく立ち退きは行われた(Tânia Rêgo/Agência Brasil)

 リオ市中央部ラッパ地区の建物を1年にわたって占拠し、住みついていた20世帯が、裁判所からの命令で1月31日に立ち退いた。  リオ州公選弁護人らの仲介のもと、住民達は3時間ほどかけて家財を持ち出し、立ち退いた。  住民は午前8時から立ち退きを始めた。ベッドマットや冷蔵庫、オーブンなどは建物の前に晒された。立ち退いた家族の多くは小 ...

続きを読む »

ブラジル最高裁=ラヴァ・ジャットの報告官は誰の手に?=テオリ氏の後任決定か=第2班からの選出が濃厚=各判事それぞれの傾向は?

カルメン・ルシア最高裁長官(José Cruz/Agência Brasil)

 1月19日に急死したテオリ・ザヴァスキ判事に代わるラヴァ・ジャット作戦(LJ)の報告官人事が待たれるブラジル最高裁だが、テオリ氏が在籍した最高裁第2班からのくじによる選出になりそうだと、1月31日付現地紙が報じている。  1月30日に行われたLJでのオデブレヒト社の報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)の承認に続き、LJの後任報 ...

続きを読む »

《ブラジル》16年基礎収支=1558億レアルの赤字を計上=予想より少ないと安堵の声=R法の臨時収入に救われる

エンリケ・メイレレス財相(Tania Rego/Agencia Brasil)

 ブラジル中央銀行が1月31日、2016年の公共部門の基礎的財政収支は、国内総生産(GDP)の2・47%にあたる1558億レアルの赤字だったと発表したと同日付現地紙・サイトが報じた。  公共部門の基礎的収支は、中央政府(国庫、中銀、社会保障費の総計)と州、市レベルの基礎的収支の総計で、3年連続の赤字だ。また、この額は1997年の ...

続きを読む »

サンパウロ市=ドリア市長が予算凍結=教育と保健衛生で26億レアル

 サンパウロ市のジョアン・ドリア市長が1月30日、教育と保健衛生だけで26億レアル超という大幅な予算凍結案を官報に掲載したと1月31日付エスタード紙が報じた。  ドリア市政が凍結した額は、教育が予算額の28・5%にあたる12億8千万レ、保健衛生が20・7%相当の13億8千万レなどで、ハダジ市政最終年の凍結率(教育11%、保健衛生 ...

続きを読む »

《ブラジル》黄熱病=確認された感染者120人に=死者の数も49人に増加

 ミナス・ジェライス州中心に、ブラジルを襲っている黄熱病の勢いが止まらない。1月30日のブラジル保健省の発表によると、黄熱病感染が確認された人数は、死者49人を含む120人となり、3日間で19人増えたと1月31日付現地紙が報じた。  今年の感染者数は、1980年の統計開始以来最大だった、1983年の感染者数83人を4割以上も上回 ...

続きを読む »

ドリア・サンパウロ市市長が中東を訪問=公共施設民営化への第一歩

 ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長は、12日から4日間、中東を訪問することを決めた。目的は市内の有名公共施設の民営化を進めるためだという。1月31日付エスタード紙が報じている。  ドリア市長が訪れるのはアラブ首長国連邦とカタールで、ドバイやアブダビ、ドーハの投資家たちに会うのが目的だ。  ドリア市長はそこで、選挙のときから公約 ...

続きを読む »

東西南北

 1月はまとまった雨が降ったサンパウロ州。結局、カンタレイラ水系の同月の降水量は393ミリで、過去10年で3回しかない400ミリ到達はもう少しのところで逃した。それでも同水系の水位は未開水域分を除いても60%を超えた。同水系の水位が未開水域分を除いて0%に戻ったのは、2015年の大晦日の前日だったので、1年と1カ月でここまで盛り ...

続きを読む »

米国=日系人コレマツ氏に脚光=人種差別の大統領令に抵抗=「何かが間違っていると感じたら、声を上げることを恐れてはいけない」

 【ロサンゼルス共同】米国で第2次大戦中の大統領令により強制収容された後、日系人の名誉回復に尽力し2005年に死去したフレッド・コレマツ氏の記念日に当たる30日、欧米メディアは、イスラム圏7カ国の入国を禁じたトランプ大統領への非難が高まる中、コレマツ氏の信念に改めて光を当てた。  コレマツ氏は1919年、カリフォルニア州オークラ ...

続きを読む »

援協、新会長で初の定例会=新規会員の獲得が課題か

新体制となり記念撮影する役員ら

 与儀昭雄新会長のもとサンパウロ日伯援護協会は先月26日昼、本部会議室で1月定例役員会を行なった。援協の財務や各施設の状況について報告が行われた。  就任の挨拶で与儀新会長は、ブラジルの厳しい現状に触れ「こんな状況だからこそ新しい理事のみなさんと共に協力し合い、課題を一つ一つ解決していきたい」と決意を語った。  新たに副会長に加 ...

続きを読む »

島根県の環境教育指導が終了=技能向上を報告、継続にも意欲

来社したしまね国際センターの皆さん

 サンパウロ州カサパーバで2014年8月から行なってきた、JICAと島根県による環境教育の指導力向上事業が2月に終了を迎える。最終プログラムに合わせ、実施団体の公益財団法人「しまね国際センター」から有馬毅一郎理事長らが先月来伯した。  教員の環境教育指導力を上げ、児童の認識を深める目的で行なわれた。JICA草の根技術協力事業とい ...

続きを読む »