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2017の記事一覧

サンパウロ州=殺人皆無の市18に減る=州内全体の件数は改善も

 サンパウロ州内の465市中、2001年の統計開始以来、殺人事件が発生したことがない市が18市に減ったと、30日付現地紙が報じている。  2016年のサンパウロ州内での殺人事件や犠牲者の数は3521件と3674人で、前年の3759件と3965人より減ったが、小さな市での犯罪は増加傾向にあるという。  サンパウロ州保安局によると、 ...

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《ブラジル》「家賃のインフレ」IGP-M=1月は0・65%の上昇=昨年12月より指数が上がる

 ブラジルでは賃貸住宅契約の更新時のインフレ調整指数として使われるため、「家賃のインフレ指数」としても知られる総合市場物価指数(IGP―M)が、1月に0・65%増し、昨年12月の0・54%増より上昇幅が広がったと30日付け現地サイトが報じた。  これにより、昨年2月から1月までの過去12カ月の累計インフレ率は6・65%増となった ...

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東西南北

 カーニバルを約1カ月後に控え、そろそろ毎年恒例の「時のひと」のマスクが話題になりはじめるときだが、サンパウロ市中央部の3月25日通りの商人によると、今年は米国のトランプ大統領のマスクが人気だとか。奇しくも同大統領といえば、先の週末に、イランやイラクなどの中東7カ国の旅行者へのビザの発給を一時停止し、米国に入国できなくしたりして ...

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オイスカ=50万本の植林事業をスタート=人材育成、小農支援テーマに=中野良子総裁が来訪

会見する中野総裁

 各国で環境保全活動などを行なうNGO「オイスカ・インターナショナル」の中野良子(よしこ)総裁が、サンパウロで進める植林事業「子供の森」計画の本格スタートに合わせ来訪した。サンパウロ(聖)州クーニャ市で28日に記念植樹祭が行なわれ、自然保護以外にも植林を通じた人材育成などに貢献したい意向を明らかにした。  東京に本部を置くオイス ...

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市財政好転500位ごぼう抜き=小野前市長が日系社会に感謝=「移民110周年手伝いたい」

市財政好転500位ごぼう抜き=小野前市長が日系社会に感謝=「移民110周年手伝いたい」

 サンパウロ州アンドラジーナ市長を8年間も務めあげて無事に後継者に渡した小野秋夫ジャミルさん(56、三世)は、任期中に受けた日系社会からの理解と協力を感謝するために27日午前に来社し、「市民一人あたりの市予算額を500位も上げ、今ではサンパウロ州で61位です」と報告した。「来年の日本移民110周年に積極的に協力したい」との力強い ...

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武本文学賞、受賞者が決定=式典は3月、宮城で

 ブラジル日系文学会(武本憲二会長)主催の『第34回武本文学賞』の入選作品が発表された。授賞式は3月26日午後1時半より、宮城県人会(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行われる。小説と随筆は順次『ブラジル日系文学』誌に掲載される。作品及び受賞者は次の通り(敬称略)。  【日語部門】▼小説=入選「袋たたき ...

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新年に抱負、ピニャール文協=貴田会長「世代交代を」

自慢の果樹を手に来社した(左から)貴田会長、山下高広副会長、広瀬ペドロ清会計

 新年のあいさつのためサンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ市から、コロニア・ピニャール文協の役員らが24日、本紙を訪れた。貴田孝平さん(68、福井)が2年目の会長職を迎え、世代交代などに意欲を見せている。  過去に複数回、会長を務めた経験のある貴田会長は「若者の協力もある。団結して活動したい。世代交代も進められれば」。自身はまだ ...

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二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(上)

二宮尊徳画(1807―1862、By 岡本秋暉、報徳博物館蔵、Public domain or Public domain], via Wikimedia Commons)

緒言  遠く古より、大河は文明の進化を誘うものであった。  活火山と峻険な山岳を有す海洋国家・日本は、東洋思想の叡智を戴きつつも、天は志高き健全なる農民を育て、無限の可能性を与え続けている。  成熟した高度情報化社会を迎えるにあたり、報徳という言葉は、すべての命の可能性と解釈し、森林農法と生態系産業の未来を考察する。 報徳思想の ...

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道のない道=村上尚子=(73)

「尚子、ちょっとそこへ座れ」  ある日、父が碁を並べながら私を呼んだ。 「オレの相手をして打ってみろ」  いつも家の中では、碁を打つ相手が居ない父。ウムを言わせない口調で命令した。 「ハイ……」  あの頃の私は三十代であった。『人生の戦いの真っ最中』、いいかげん自分の人生に、眉間のしわを寄せてあがいていたのに、遊びまで苦しむこと ...

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《ブラジル》小野ジャミルさんを日本移民110周年実行委員長に推薦

2006年2月、県連故郷巡りでアンドラジーナ文化体育協会を訪問した際、歓迎の挨拶をした小野ジャミル会長(当時)

 来年に控えた日本移民110周年実行委員長の選考が難航しているとの噂を聞く。飯星ワルテル連邦下議には半年前と同様、就任への招待が再度行われたが断られたとか。来年が選挙の年であることから、より国政に関わることに専念したいとの思いが強いのではないかと想像される。110周年を機に、パラナ州の上野アントニオ、西森ルイス両氏のような地元日 ...

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