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11月のブラジル工業生産高発表=前月比で0・2%の上昇、直前12カ月でも2・2%上昇

12月の結果待ちだが、昨年全体の工業生産は、一昨年を上回る事が確実になっている(参考画像・Amanda Oliveira/GovBA)

12月の結果待ちだが、昨年全体の工業生産は、一昨年を上回る事が確実になっている(参考画像・Amanda Oliveira/GovBA)

 5日にブラジル地理統計院(IBGE)が発表したデータによると、11月のブラジルの工業生産高は、前月比で0・2%成長した。
 2017年11月の結果は、1年前の同じ月と比較して4・7%上昇でだった。
 2017年1~11月の年間通算生産高は昨年同期と比較して2・3%拡大。2016年12月から2017年11月までの直近12カ月間の通算も、その前の12カ月間の通算を2・2%上回った。
 10月から11月にかけては、中間財(1・4%)と耐久消費財(2・5%)における増加が顕著だった。機械設備などの資本財は増減がなかったが、半消費財と非耐久財は1・6%減だった。
 この調査は24の部門に分けて行われ、半分の12部門で生産高が増えた。成長が特に目立ったのは、薬化学及び医薬品部門(6・5%)、冶金(2・2%)、香水、石鹸、清掃用商品(1・9%)の3部門だ。
 残りの12部門中、石油及びバイオ燃料関連製品部門は横ばいだったが、残りの11部門は先月比減となった。減少幅が大きかったのは、アパレル・アクセサリー部門(―5・8%)、飲料部門(―5・7%)、その他(―9・0%)だった。(5日付アジェンシア・ブラジルサイトより)