今月25日のサンパウロ市市制記念日恒例のコンサートに、今年はアニッタが出演することがわかった。
アニッタといえば、デビューした2013年から、ブラジルでは常にトップスターの存在で、16年のリオ五輪の開幕式ではカエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルといった大御所と「アクアレラ・ド・ブラジル」を歌い、世界的な知名度をあげた。
アニッタは現在、本格的な世界進出を目指しているが、既に、南米圏や米国の南米移民コミュニティでは名が知られた存在だ。
世界最大のストリーミング・サービス「スポティファイ」のグローバル・チャートの1月9日付では、彼女がコロンビアの世界的人気男性歌手J・バルヴィンと歌った「ダウンタウン」は26位。また、同じくブラジル国内のチャートでは、セクシーなミュージック・ビデオも話題を呼んだ。出たばかりの新曲「ヴァイ・マランドラ」が1位で、「ダウンタウン」が2位と、1、2位を独占。この他、27位と34位にも彼女の曲がエントリーしている。
そんな彼女が今年、463回目を迎えるサンパウロ市の市制記念日に、メイン会場のヴァーレ・ド・アニャンガバウーの広場でコンサートを行うことになった。例年、このコンサートは、どちらかというと実績のあるベテランがつとめることが多かったが、派手なものを好む傾向のある企業家出身のジョアン・ドリア市長の意向か、例年よりグッと華やかなものとなりそうだ。
記念コンサートはこの他にも行われ、南部のイビラプエラ公園ではベテラン・バラード歌手のシジネイ・マガルやパゴッジ・グループのティンバラーダ、西部の競馬場ジョッキー・クラブではMPB歌手のゼッカ・バレイロやR&B女性歌手のサンドラ・デ・サーが出演する。(9日付アゴーラ紙などより)
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