9日午後、サンパウロ市地下鉄1号線で、24歳の女性が、面識のない男性により、電車が来る直前に、プラットフォームから線路に突き落とされる事件が起きた。命に別状はなかった。10日付現地紙が報じている。
事件が起きたのは9日午後2時30分頃で、サンパウロ市地下鉄1号線コンセイソン駅で、電車の到着を待っていた女性が、見知らぬ男性に、後ろから力任せに突き飛ばされた。女性は黄色い線の内側に立っていたが、男性は電車が近づくのを見計らって、女性を線路に突き落とした。
電車がホームに入るのと女性が突き飛ばされるのはほとんど同時だったが、幸いなことに、女性は線路とホームの間のくぼみに落ちたため、電車に直撃されずに済んだ。だが転落により、腕と足を骨折した。
女性を突き落とした55歳の清掃員、セバスチオン・ジョゼ・ダ・シウヴァ容疑者は、その場で現行犯逮捕された。同容疑者は女性のすぐ脇で電車が来るのを待っていたが、突発的に女性を押したという。同容疑者は個人的な問題で苦しんでおり、被害者に報復したと語っているが、警察は精神的な問題があると見て、取調べ中だ。
犯行の瞬間は防犯カメラで録画されており、テレビ・ニュースを通じて大きな反響を呼んだ。
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