リオ市のマルセロ・クリヴェッラ市長と、マルセロ・アウヴェス同市観光公社(Riotur)総裁が、11日に、来月迎えるカーニバルシーズンのリオ市の警備にブラジル国軍を当てる意向であることを明らかにした。
クリヴェッラ市長は、11日の午前中に行われた、カーニバルの関連計画発表会見の席上で、「カーニバルの前も最中もその後も、リオ市でのカーニバルを祝い、路上に繰り出す全ての人々に安全が保証され、全ての人々が喜び、幸せであるためには、連邦政府の助力と軍の派遣が不可欠だ」と述べた。
マルセロ・アウヴェスRiotur総裁も、「(軍の派遣は)治安確保の要だ。軍は、80万人が集う五輪の時もリオを守ってくれた。600万人が繰り出すカーニバルならなおさら、(軍派遣という形での)連邦政府の支援は欠かせない」と語った。
リオ市はまた、リオ市の路上と、リオ市西部のバーラ・ダ・チジュッカ地区に設けられる、アレーナ・カルナヴァウと呼ばれる施設の警備のために、民間警備会社と契約し、3375人の警備員を配置する意向であることも公表した。
マルセロ・アウヴェス総裁によると、契約された警備員は、非武装で、軍警や市警備隊の任務を補完する。
今年のカーニバルに向けた期待を聞かれた際、リオ市役所は、有力エスコーラが競うカーニバルのパレードと、ブロッコと呼ばれるサンバの形態に延べ600万人が参加するだろうとした。カーニバル中の活動による経済効果は、35億レアルに上る見込みだ。
カーニバル期間中、リオ市のホテルは150万人の観光客を迎える見込みで、市内のホテルの客室稼働率はほぼ90%に達すると見られている。
マルセロ・アウヴェス総裁は、今年のカーニバルでは記録的な動員数が見込まれており、飲料大手のアンベブや配車アプリケーションのUberなどから、3850万レアルに及ぶ協賛金を得たことも明らかにした。(11日付アジェンシア・ブラジルより)
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