ブラジルクレジット保護サービス(SPC)と全国商店主連合(CNDL)が共同で調査を行った結果によると、多くのブラジル人が貯金する習慣がない事がわかったと、同日付のアジェンシア・ブラジルが報じた。
世帯収入が高い人々から低い人々まで、全ての収入層の人々に聞いた調査では、「貯金している」と答えたのは全体2割で、7割は「貯金していない」と答え、1割が「分からない」もしくは無回答だった。
貯金していると答えた人々に月の貯金額を聞くと、平均400レアル程だった。
「多くの人が自制心に欠けている。また、余った分を貯金するのではなく、毎月決まった額を貯金してそれを続ける事が大事」とSPC主席エコノミストのマルセラ・カワウチ氏は語るが、それを実践しているのは、「貯金している」と答えた人の5%に過ぎなかった。
貯金されたお金の行き先は、貯蓄口座(ポウパンサ)と答えた人が6割と最も多く、現金で自宅に置いておくが18%、投資ファンドが13%、私的年金の積み立てが10%、定期預金(CDB)が8%、ブラジル国債購入が4%、ドルに換金が2%だった。(複数回答可)