【既報関連】サンパウロ州各地で黄熱病への危機感が高まり、森林が近い感染危険地域までわざわざ移動して予防ワクチンの接種を受ける人や、医療機関の前に前日の夜から泊まりこみで行列を作る人が続出している。
その状況下、サンパウロ州政府は、州内54自治体でのワクチン接種開始日を再度早めたと、19日付現地各紙が報じた。
本来「2月3日から」と定められていた54自治体でのワクチン接種開始日は、16日に「1月29日から」に変更されていた。しかし、住民に高まる危機感により、18日には「1月25日から」に再度変更された。
1月25日は、州内53の自治体で接種が開始される。サンパウロ市はその日が市制記念日のため、サンパウロ市内15地区での接種は26日に開始だ。
サンパウロ市内で26日からワクチン接種が始まるのは南部のカッポン・レドンド、シダーデ・ズットラ、グラジャウー、ジャルジン・サンルイス、ペドレイラ、ソコーロ、ヴィラ・アンドラーデ7地区と、東部のシダーデ・リーデル、シダーデ・チラデンテス、グアイアナゼス、イグアテミ、ジョゼ・ボニファシオ、パルケ・ド・カルモ、サンマテウス、パルケ・サンラファエルの8地区だ。
同市保健局長のヴィルソン・パッローラ氏は、「26日から落ち着いてこれらの地区からワクチン接種を開始する。その後順番に市内各地区に広げていく」と語った。
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