23日午前、ブラジル大手TV局、グローボの傘下の航空会社「グローボコップ」のヘリコプターがペルナンブッコ州レシフェ市で墜落し、乗組員のうち2人が死亡する事故が起きた。23日付現地サイトが報じている。
事故が起きたのは23日午前6時15分頃で、グローボコップのヘリコプターが、レシフェ南部の海岸、プライア・ド・ピナで墜落した。
この飛行機には3人が乗っていたが、そのうちの2人、操縦士ダニエル・ガルヴォン氏(36)と、空軍第1軍曹のリア・マリア・アブレウ・デ・ソウザ氏(34)の2人が死亡した。
この2人はグローボ局に15年にわたってサービスを提供する下請け会社「エリサエ」に勤務していた。
ガルヴォン氏は墜落後に即死、ソウザ氏は病院に運ばれたが息絶えた。
同機にはもう一人オペレーターとしてミゲル・ブレンド・ポンテス・シモンエス氏(21)も同乗しており、病院で手術を受けた。入院先のミゲル・アルカンジョー病院の話によると、複数個所を骨折、大量出血もしており、きわめて危険な状態だという。
現在、墜落の原因についての調査が進められている。航空インフラ公社の発表によると、このヘリコプターは午前5時50分にレシフェ国際空港を飛び立ち、グローボ局地元ニュース番組「ボンジア・ペルナンブッコ」のオープニング映像を放映し終えた直後だった。
この飛行時間中、同地ではかなり強い雨が降っていた。操縦士はコントロールを失いつつも、人家が立ち並ぶ海岸を避け、あえて海に落ちるように機体を向けた模様と報道されている。
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