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ルーラ裁判=全員一致、第2審で有罪確定=量刑延長9年から12年に=「彼の犯罪であることは明白」と判事

24日のTRF4(Sylvio Sirangelo/TRF4)
24日のTRF4(Sylvio Sirangelo/TRF4)

 24日、リオ・グランデ・ド・スウ州ポルト・アレグレの第4地域裁(TRF4)で行なわれたルーラ元大統領(労働者党・PT)の罪を問う第2審裁判で、昨年7月のパラナ州連邦地裁に続いて有罪判決が下った。3判事全員が有罪を支持した。フィッシャ・リンパ法上ではルーラ氏は大統領選に立候補できないが、控訴・上告を重ねて出馬の道を探ることになりそうだ。同日付現地サイトが報じている。

 審理は午前8時30分からはじまり、原告である第4地域検察のマウリシオ・ゴタルド・ジェルム検事が、ルーラ氏とレオ・ピニェイロ被告をはじめとしたOAS社との疑惑に関し、「他の国でとうに終わった政界と企業との時代遅れの癒着が行なわれた。ルーラ氏は堕落した」と責めた。
 一方、ルーラ氏の弁護人クリスチアーノ・ザニン・マルチンス氏は「アチバイアの物件はOAS社の所有物であり、ルーラ氏の所有を示すものはない」と反論した。
 これを受けた報告官のジェブラン・ネット判事は3時間30分も費やして自身の見解を表明した。「OAS側からルーラ氏の疑惑を裏付ける証言が複数にわたり自発的に出ていること」「ペトロブラス内部の他の贈収賄工作にも関与しているPT元中央会計のジョアン・ヴァカリ・ネット氏が関与していること」「当時のペトロブラス内の役員人事にルーラ氏自身が絡んでいる」ことなどをあげ、「ルーラ氏が指揮した犯罪であることは明白」と言い切った。
 ジェブラン判事は有罪を支持した上に、1審で下されたルーラ氏の刑期を9年6カ月から12年1カ月へ、2年7カ月延ばした。収賄で8年4カ月、資金洗浄で3年9カ月との判断。7年以上の刑期なので、外出許可の出ない服役となる。
 OAS側ではレオ・ピニェイロ被告に3年6カ月と20日、元理事のアギネロ・フランクリン・マガリャンエス・メデイロス被告に1年10カ月と7日の実刑判決が求刑された。他の3被告は無罪となった。
 続いて書記官のレアンドロ・パウルセン判事もジェブラン判事の見解を支持。同判事は、ルーラ氏が大統領を退いた後も実質的な権力を握り続け、企業から賄賂がPTへと払われおり、ピニェイロ氏ともさらに懇意になっていったとの見方を説明した。パウルセン氏も1時間30分を超える長い見解表明だった。
 午後5時50分現在、最後のヴィットール・ラウス判事も有罪支持を表明、3人一致で有罪判決、12年1カ月の量刑となった。

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