リオのジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)が、今年1月の建設信頼感指数が82・6ポイントと、2015年1月(85・4P)以来の高い数値を記録した事を発表した。
FGVの建設業界、動向調査部門のコーディネーターを務めるアナ・マリア・カステッロ氏によると、建設業界の景気動向への信頼の高まりは、最近数カ月の経済活動の高まりから来ており、建設業界に限っては雇用も戻りつつあることが、建設業界への追い風になっている。
しかし同氏は、17年12月の建設業界の雇用は、正規雇用に限れば、17年11月を下回り、16年12月の水準とも大差ない事を示して、景気の回復ペースが依然緩やかである事を強調した。
建設業界における信頼感指数の高まりは、専ら今後数カ月の短期的見通しへの期待が高い事に起因する。短期見通しの期待指数は前の月から3・3P上昇し。95・9Pをつけた。
前の月17年12月まで、7カ月連続での上昇を記録していた現状評価指数は0・2P下がって69・9Pだった。
今後需要が高まっていくだろうと答えた企業の数は14・2%から18・3%へと、3・9%も増えた。これは2014年8月の2・8%以来の高い数値だ。
「建設業界は労働集約型産業であるため、需要の高まりを予測する企業が増えていることは、業界の環境が好転していることを示す確かな兆候だ」とアナ・カステッロ氏は語った。(26日付、アジェンシア・ブラジルサイトより)