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UCES総会=110周年、創立70周年11月に=節目の記念式典、準備開始=山村会長続投、5期目へ

続投が決定した山村会長(右から3人目)

続投が決定した山村会長(右から3人目)

 聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)は1月27日、イビウナ文化協会会館で2018年定期総会を行った。役員選挙では山村会長(レジストロ)の続投が決まり、5期目となった。今年の日本移民110周年とUCES設立70周年の記念式典の日程も話し合われ、11月4日にピエダーデ文協会館で行なうことが決定された。

 日本移民110周年とUCES創立70周年の記念式典委員会のメンバーも発表された。古川シルヴィオUCES第1副会長が式典委員長を務め、同委員会を中心に記念事業が準備実行される。式典以外に、記念誌刊行などの記念事業も、今後話し合われる。
 当初、同式典は7月15日に予定されていたが、サンパウロ市の移民110周年記念式典の日程や準備までの時間を考慮し11月4日になった。同日は大型休暇の最終日となるため、集客を懸念する意見も聞かれた。
 当日は午前中に式典が行われ、その後昼食、芸能祭となる予定だ。
 役員選挙では山村会長の続投が決定。山村会長は「長居は禁物だが、300万基金もまだ区切りがついていない。70、110周年のイベントもしっかりやりきりたい。今年もよろしくお願いします」と意気込みを語り、挨拶とした。
 14年に初会合を行ったUCES青年部会から代表の森岡田紋さん(ピラール・ド・スル)が出席し、青年部会の活動が停止していたことについて謝罪した。同青年部会の活動のためにUCESから得た援助金1千レの内、600レが返金され、「参加状況の悪さから活動継続が難しくなっていたが、気持ちを改めて青年部会を活性化させたい」と約束した。
 2017年度の貸借対照表、活動報告のほか、2018年度の予算案が発表され収入5万8千レ、支出5万2115レとなった。その後各文協の活動報告や行事の日程調整も行われた。
 UCESは前身となる聖南西スポーツ連盟(UDE)から1998年11月15日に改名した。UDEは故海老名行三氏の呼びかけで1949年6月29日にピエダーデ文協会館で設立された。


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 UCES総会では、会場となる文協の婦人会がカフェや総会後の昼食を作る。今回の会場となったイビウーナ文協の婦人会会長、斉藤曙美さん(73、広島)によると、朝7時から準備のために会館に集まったそう。斉藤さんは40年以上も同文協の婦人会で活躍している。総会参加者が美味しそうに料理を平らげる様子を見ながら、「すぐになくなってしまった」と嬉しそうに微笑んだ。食べ終えた人達は、婦人会のもとに来て「ごちそうさま!」と一声かけ帰っていく場面も。文協の活動はどこでも、婦人会という「縁の下の力持ち」に支えられている。