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リオのファベーラで銃撃戦=2日連続、幹線道路が遮断

ロベルト・サー、リオ州公共保安局長(Tania Rego/Agencia Brasil)

ロベルト・サー、リオ州公共保安局長(Tania Rego/Agencia Brasil)

 リオ市西部シダーデ・デ・デウス地区の治安悪化に伴い、警察と犯罪組織の銃撃戦が連日発生して主要幹線道路が遮断され、1日夜には住む19歳の女性が流れ弾に当たる事件が発生したと1、2日付現地各紙・サイトが報じた。
 1月31日には、同地区で発生した軍警と犯罪組織の銃撃戦の結果、3人の麻薬組織構成員が死亡。これに怒った住民がバリケードを築き、主要幹線道路リーニャ・アマレーラを封鎖する事件が発生していた。
 翌日にも銃撃戦が同じ地区とリンニャ・アマレーラ付近で起こり、車で通行中だった人々が、銃撃戦の間、車の陰に隠れて息を潜め、通行再開を待った。
 その夜には同地区に住むナターシャ・クルスさん(19)が買い物に出たところで流れ弾に当たった。近くの住民に救助されたクルスさんは、救急医療施設で手当てをうけ、今はバーラ・ダ・チジュッカ地区の市立病院に入院している。命に別状はない。
 リオ州公共保安局長、ロベルト・サー氏は、「2日連続でシダーデ・デ・デウスでの銃撃戦の影響で幹線道路封鎖が起こったことは嘆かわしい。しかし、この地区の犯罪を抑えようと警察が活動しているから起こった事だと、前向きな理解を求めたい」のコメントを発表していた。