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《ブラジル》1月の自動車生産台数24・6%アップ=輸出台数史上最大に支えられ

サンパウロ州タウバテ市の自動車工場(Imprensa Volkswagem)

サンパウロ州タウバテ市の自動車工場(Imprensa Volkswagem)

 ブラジル自動車工業協会(Anfavea)は6日、自動車輸出台数が過去最高を記録したことを受け、1月のブラジルの自動車生産台数が、昨年同月比で24・6%も増えたと発表した。
 今年1月の乗用車や、ピックアップ車やヴァンなどの小型商用車、トラック、バスを合わせた生産台数は21万6834台で、昨年1月の17万4千台を大きく上回った。
 ブラジルの自動車生産台数増加は、輸出の拡大に支えられている。今年1月の輸出台数は4万7千台で、2006年に記録した4万6千台を上る新記録だった。
 今年1月は国内向け販売も好調で、国内の新車販売台数は16万台。昨年同月比で23・1%増となった。
 しかし、アントニオ・メガーレAnfavea会長は、今年1月の国内新車販売台数が17年1月より大幅に増加したのは、17年1月が13万台という低水準だったからに過ぎないと指摘した。例えば、15年1月の国内新車販売台数は20万8千台で、この水準と比較すると、今年はまだまだマイナスだ。
 景気回復に伴い、自動車業界の雇用情勢は、昨年半ばごろから通常に戻り始めた。メーカーによっては、17年に雇用数を増やしたところさえもある。
 自動車業界では、1月末の段階で12万8900人が働いている。この数字は17年1月と比較すると、1・7%増えている。
 しかしながら、自動車業界では、まだ1721人が、レイオフやワークシェアリング状態に置かれている。この数字は、昨年12月末の1885人と比較すると164人少なく、164人がフルタイム勤務に戻ったことと、雇用状況の改善を示している。(6日付G1サイトより)