サンパウロ日伯援護協会傘下のスザノ・イペランジアホーム(三島勝彦施設長)は、『第24回ダリア祭り』を来月4日、11日の両日午前10時から午後4時まで、スザノ市の同ホーム(Estrada Tani, 751, Vila Ipelandia)で開催する。入場料、駐車場無料。
〃ダリアの里〃と呼ばれる山形県川西町から、20余年前に球根を譲り受けて、栽培されてきた当地のダリア園。今年は新たに球根を植えて、昨年より1万輪多い5万輪、80種類のダリアが見頃を迎える。
今回、栽培技術指導のため、川西町からダリア栽培専門家の五十嵐正孝さんが来伯。先月11日に着伯し、同祭に向けて、現在指導にあたっている。
五十嵐さんによれば「当地では花の数さえ多ければよいという考えしかなかったが、花そのものの美しさを見せることが大事」といい、種類によって数を揃えたり、花を間引いて一輪が大きく育つようにするなど栽培技術を指導。「昨年とは、一味違ったものを見て頂けるはず」と自信を覗かせる。
中田和夫運営委員長は「今は足元にも及ばないが、ゆくゆくは川西町のダリア園に近づけるよう、五十嵐さんからの指導を継承し、ダリア園を管理していきたい」と見通した。
なお、同祭では、太鼓、歌謡ショーなどの余興のほか、スザノ発祥という自慢の餡かけ焼き蕎麦、お好み焼きなども用意される。なかでも、お土産に人気のニシンの焼き魚はいつも早く完売するため、今年は450キロ仕入れるという。
来社した一行は、「昨年に増築された新しいホームも正式に稼動し始めている。是非、ホームも見学して頂ければ」と呼びかけた。
同ホームまでは、サンパウロ市から各日とも、送迎バスが4台手配されている。午前8時に援協本部前(Rua Fagundes, 121, Liberdade)発、午後3時に会場発、往復30レアル。予約は援協(3274・6490、3274・6590)まで。
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