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移民110周年=笠戸丸表彰を110個人・団体に=申請締切は5月末迄

記者会見の様子

記者会見の様子

 ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会(呉屋春美祭典委員長)は、16日、文協ビル内で記者会見を行い、祭典に向けた現況について報告した。
 まず顕彰小委員会(桂川富男委員長)が、日系社会の発展又は日伯両国の関係強化において、顕著な貢献をした個人又は団体を称えて「笠戸丸表彰」を実施すると公表。
 これは移民百周年でも行われたもので、今回は110周年にちなみ、110の個人・団体を表彰する。表彰式は、8月24日、文協大講堂にて開催される(時間未定)。
 推薦要件は、個人の場合、今年度末迄に70歳以上を満たし、かつ、日系社会の発展又は日伯両国の関係強化において、20年以上に及び貢献しているもの。ただし、物故者は70未満でも可。団体の場合は、年数制限なし。なお、現役の表彰委員会構成員、並びに政治家、宗教家は対象外とする。
 候補者を推薦する場合は、被推薦者の所属団体を通じて行い、地方理事の承認を得る必要がある(不在の場合は不要)。
 所定の用紙に必要事項を記載の上、5月31日迄に同委員会(Rua Sao Joaquim, 381, 2o. andar – Liberdade, 01508-001 – Sao Paulo-SP)宛に郵送すること。問合せは、同委員会(3208・5519/110anos@bunkyo.org.br)まで。
 その他、記者会見では、県連日本祭内で開催される式典に、鹿児島、広島、鳥取、香川、高知、栃木、宮城、奈良から慶祝団が参加予定していることや、歌手平田ジョーさん作曲の110周年記念曲『どうもありがとう』の収録が完了したことが明かされた。
 また、菊地義治実行委員長は、眞子さまがご訪問された場合、7月21日に開催される記念式典のみならず、イビラプエラ公園、ブラジル日本移民史料館にもお立ち寄りになる可能性を示唆。
 一方で、呉屋春美会長は「訪問が公式なものでない限り、道程は確定できない」と慎重な立場を示し、21日朝にマリンガを出発された場合に、懸念される式典開始時刻の調整については、「現在のところ、変更はしない」とした。
 祭典資金の調達については、400万レアルに上る見込み。協力券販売は、16日時点でおよそ300束残っており、菊地実行委員長は「皆さんのお陰で何とかここまで来れた。リッファ第二弾も控えており、皆さんの協力を得て何とか販売しきりたい」と意気込んだ。
 なお、リッファの抽選は、今月24日に行われる。当選者へのプリウス贈呈は、7月21日の記念式典内で行われる予定だ。