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幸福の科学=公開セミナー「心、健康そして成功」=今井博士招き、来月10日

(左から)酒井さん、村田本部長、福沢渉外担当

(左から)酒井さん、村田本部長、福沢渉外担当

 宗教法人「幸福の科学」(大川隆法総裁)のブラジル本部(村田健治本部長)は、薬学博士の今井二朗氏を招聘し、無料公開セミナー『心、健康そして成功』を、3月10日午後3時から、ブラジル正心館(Rua Domingos de Morais, 1154, Vila Mariana)で行う。
 今井氏は73年に慶應義塾大学卒。79年に東北大学卒、博士号を取得。84年に米国立衛生研究所で研究員等を務めた後、幸福の科学へ入局。世界伝統講師として世界30カ国以上を巡り布教活動を行うほか、幸福の科学大学でも教鞭をとる。
 今セミナーでは、薬学博士である今井氏は、心の持ち方が、健康と成功にどのような影響を与えるのかを講義する。また、信者向けには、3、4の両日に集中講義、11日にリーダー研修も実施される。
 案内のため来社した村田本部長、福沢マヤ渉外担当、酒井憲司さんは、「心の持ち方が病気の快復に影響を与える研究も出てくるなど、医学がようやく宗教に追いついてきた。医学と信仰の関係性を解き明かす、興味深い内容になるのでは」と意義を語り、参加を呼びかけた。
 問合せは、幸福の科学ブラジル本部(11・5088・3800)まで。


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 幸福の科学の村田本部長に布教活動について聞くと、「縁がある人との一対一での対話が重要」だとのこと。ラジオ番組等で取上げられると、正心館に人が押し寄せるが、あくまでも一過性。まずは、正心館に来てもらうことが重要だが、そこから信者となり、通ってもらうのには時間を要するようだ。一方、幸福の科学は、書店でのセミナーにも力を入れており、既に40冊以上がポ語に翻訳、出版されている。書籍から興味を持てば、理解を深め信者になる人が出てくることが期待されるという。だが、書籍のデジタル化に伴い、当地の書店も規模が縮小傾向にあるとか。インターネット上に情報が溢れる時代だからこそ、目の前にいる人との繋がりを大切にして教えを説いていくことが、結局は近道なのかも。
     ◎
 学校法人・幸福の科学は、幸福の科学学園中学校・高等学校、高等宗教研究機関として「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティー」(千葉県長生郡)を有している。14年に文部科学省に対して大学としての認可を申請したが、申請書類には記載のない「霊言学」が学問の要件としては認められていないとして、大学設置が認められなかったとか。現在は無認可学校ではあるが、15年から開校した。当地では、昨年1月に創価学会が、小中高一貫校の新校舎をアクリマソン区に設立した。幸福の科学も、当地で学校を設立する日がいずれはくるかも?